カテゴリ: お酒に合うフード

本場のイタリアンは違う!

日本のイタリアンもずいぶんレベルが高くなり、本場に近づいてきたと言われる。そこで今回は徹底的に本場にこだわったお店にフォーカスを当てる。
同じイタリアでも北と南では全然料理が違う。地方別におすすめのレストランを紹介したい。

地域ごとのイタリアンの特色

北イタリアの料理

大まかに言ってイタリアンは北のものと南のものに分類することができる。

北イタリアはアルプス山脈の麓にあり、寒冷地帯となっている。冬は雪が多く降り雲が立ちこめる。山がちで酪農が盛んであることに加えて、フランスやスイスとも国境を接していることも重なり、オリーブオイルよりはバターを、トマトよりは生クリームを、魚よりは肉を食べることが多い。そのため全体としては、こってりと濃厚な料理が多くなる。

トルナヴェントーピエモンテ料理の至宝ー

地図を見ても分かるように、ピエモンテはイタリアの中でも最も北部に位置する地方で、その点でまさに北イタリアらしいイタリアンを特色としている。ピエモンテというと馴染みが薄いように思えるが、たとえばファッションの街トリノがピエモンテ州の州都であるほか、料理に限って言ってもバーニャカウダ等日本で知られた料理も多い。
トリュフやボルチーニ茸、ゴルゴンゾーラチーズなども有名だし、なんといってもイタリアを代表するワインの産地でもある。

出典: www.itrw.jp

そんなピエモンテ料理が東京で味わえるのは、西麻布の「トルナヴェント」
本場ピエモンテの一つ星レストランで修業されたという小林シェフの作る料理はピエモンテよりもピエモンテらしいといわれるほど。
白トリュフを大胆に使ったメニューが特色だが、肉料理も抜群にうまい。わけても食べていただきたいのがブラッサート・アルバローロ(和牛ほほ肉のバローロワイン煮込み)
こちらのお店は伝統を忠実に守るだけでなく、新しいイタリアンの風も取り込んで軽やかに仕上げているのが特徴だ。
ただし全体的にかなり値段は高めなので注意されたい。

イル・ボッリート -エミーリャ・ロマーナを神楽坂で食べるー

エミーリャ・ロマーナといってもほとんどの人は首をかしげるだろう。だがパルマ、ボローニャといった都市名を出せばピンと来る人も多いはずだ。そう、いわゆるミートソース(ボロネーゼソース)やパルメザンチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)はこの地の食べ物である。前述した料理はさることながら生ハムもきわめて有名だ。
このように肉やチーズに優れたものが多い一方で、海に面しており港があることから海産物にも恵まれている。

出典: ilbollito.blog.fc2.com

そんなエミーリャ・ロマーナの料理が手頃な値段で食べられるのは、東京屈指の美食スポット神楽坂にある「イル・ボッリート(IL BOLLITO )」だ。
こちらのお店は同じく神楽坂にある、ヴェネチア特化のイタリアンバル「イル・スカンピ」の姉妹店。同店がカジュアルで酒主体のバルであるのにたいして、イル・ボッリートは料理にフォーカスしたトラットリアとなっている。

なんといってもワインをあけて飲んで食べても会計が4000円弱におさまるという手ごろ感と、神楽坂ゆえ、二軒目のはしご先にも困らないという便利さから、幅広いシーンに対応できるだろう。
ちょっとカジュアルに気取り過ぎないデートをするとき、久しぶりに会った親友と積もる話に花を咲かせたいとき、こちらのお店を候補の一つに加えてみてはいかがだろうか?

南イタリアの料理

南イタリア、あふれんばかりの太陽に白い家に青い海、そしてなんといってもトマト!!トマト!!料理の特徴は新鮮なトマトを多用したソースにオリーブオイル、ピザ、モッツァレラチーズ。南イタリアには、まさにイタリアンと聞いたときに我々がイメージするような料理がそろっている。また、パスタも北部が生パスタ主体であるのに対して、南部は、気温の高さゆえ、保存のしやすい乾麺が主体である。

ナポリ料理をたべたいならその名もナポリマニアに行け

南イタリア屈指の大都市であるナポリ。イタリアでも最も人気のある観光地であり、その素晴らしい景観のゆえに「ナポリを見てから死ね(ナポリを見るまで死ぬな)」という言葉があるほど。
そんなナポリでとくに有名な料理がナポリピザだろう。

そんなナポリ料理、基本的には素朴で気軽に食べられるもの。そのことをまさに体感できるのは、渋谷のナポリマニアで生粋のナポリ人ジーノシェフが手掛ける料理の数々。
どれもこだわりぬいていて味にはずれはないが、ランチなら千円でおなか一杯になれる。

出典: www.timeout.jp

野菜たっぷり、素朴なイタリアをリストランテ・コルテージアで味わう

出典: www.asahi.com

プーリア州はイタリアの、長靴でいうとかかとの部分にあるマイナーな州。料理も素朴で素材の味を生かすことにたけており、その味覚は日本人にも合う繊細なものになっている。
そんなプーリア州の料理が味わえるのがトラットリア・コルテージアだ。
プーリア州で修業した江部シェフの作る野菜をふんだんに使ったイタリアンは女性とのデートでぜひ使ってほしい。プーリアというマイナー地方の料理で勝負しながらも人気店になった、その実力はどんな人をも満足させうるはずだ。

シチリアの料理

シチリアといってわかる人はどれくらいいるだろうか?
地図のでいえば長靴のつま先にある島がシチリアだ。
マフィア発祥の地として名高いこの島の料理は、中世にアフリカ北部のイスラム教の国に支配をうけていたこともあって、独自性をもって発達した。その代表が超小粒パスタのクスクスだろう。他にも四方を海に囲まれているため、海の幸に非常に恵まれているのが特徴だ。
もちろん陸の幸も抜かりない。
内陸部では牧畜も盛んで、特に豚が美味いと評判。

そして忘れてはいけないのがワインだろう。近年イタリアで最も注目されているワイン生産地がここシチリア。
高低差のある地形を生かして南らしい気軽なワインも、冷涼で複雑なワインも、どちらも生産されているのだ。

ドンチッチョ -予約の取れないシチリア料理屋

出典: fallindebu.net

そんなシチリア料理の名店は何と言ってもドンチッチョだ。
渋谷は青山大学のすぐ近くにあるおしゃれなイタリアンは日本におけるシチリア料理のパイオニア的存在。
塩やオリーブオイルなどといった基本的な食材からワインにいたるまで、全てシチリア産の食材を使用しており、まさにシチリアの味を堪能することができる。

最後に

大人ともなれば目先の料理だけではなく、その背景となる風土や文化にも気を配りたいものだ。特にイタリアはスローフード発祥の地であるほどの美食大国。その奥深さは、一般的に大雑把な料理だと思われがちなイタリア料理のイメージを変えてくれるはずだ。

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編集部 三宅隆平

脳髄を置いてきぼりにして走る

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