大人の嗜み、葉巻入門ー吸い方編ー

葉巻は、男のロマンだ。数々の偉大な政治家、文豪のそばには常に葉巻があった。ウィンストン・チャーチル、ジョン・F・ケネディ、吉田茂、夏目漱石、芥川龍之介・・・ 今回はそんな葉巻を自宅で楽しむ方法、おすすめの葉巻、そうしたものを買える場所を、アクセトリー編集部が初心者向けにわかりやすく伝授したい。

葉巻のすすめ

葉巻、というとどうも敷居が高く聞こえてしまう。まだまだ葉巻なんて自分には早いんじゃないか・・・という人もいるだろう。高いだろうしとても手は出せないな、と考えている人もいるだろう。
たしかに葉巻というのはちと面倒くさいものだ。コンビニで420円のタバコと100円のライターを買って道端でぷかーっとするようにはいかない。道具を用意して、無数にある葉巻に目を回しながら一本を選んで、ようやく火をつけようとしてもなかなかついてくれない・・・
しかし我々はそうした面倒くささをこそ愛する。手間暇をかけた分だけ、葉巻を吸う時間が愛おしく感じられる。
葉巻というのは、言ってみれば趣味であるから、ニコチン摂取が目的の普通のたばこと一緒にしてはならないのだ。

必要な道具

必要な道具は最低でも

・シガーマッチ(ライター)
・シガーカッター
・アッシュトレイ(葉巻用灰皿)

の3つだ。それに加えてこだわりたい人は保存用のヒュミドール(シガーボックス)があるとよい。

シガーマッチ(ライター)

まかり間違ってもジッポや100円ライター等のオイルライターで火をつけようとしてはいけない。オイルの匂いで葉巻の風味が著しく損なわれるからだ。 おすすめなのが葉巻用のマッチ。葉巻用であれば燐の燃える嫌な匂いもなく、葉巻そのものの味を楽しめる上に風情もあり、なにより安い。 マッチが面倒くさいという向きにはガスターボライターをおすすめする。

シガーカッター

必ず必要になるのがシガーカッターだ。葉巻は吸い口の部分が閉じられているため、その部分を切り落とす必要がある。安いものなら1,000円未満で買えるが切れ味が落ちるのも早いので、すこしは奮発したいところ。 切り口が汚いと葉が口に入ることもある。

アッシュトレイ(葉巻用灰皿)

葉巻用の灰皿も必要だ。葉巻は普通のたばこに比べたらはるかに巨大なので、普通の灰皿だと灰が零れ落ちる可能性があるし、何より吸い終わった後灰皿の中で邪魔である。

葉巻の種類、選び方

実際に葉巻を買いにタバコ屋に行ってみたあなたは、その種類の多さにたまげることになるだろう。
この項目ではそんなあなたのために大きさや形によるおおまかな違いを説明しよう。

大きさの違い

大きさの違いは葉巻の持ちに関係する。長ければ長いほど、当然長持ちする。
20cmを超える葉巻では優に2時間は吸っていられるという。
逆に短いものでは30分くらいで吸い終わるものもある。

形の違い

売り場に行ったあなたは、長さ以外に太さにも違いがあるとわかるだろう。一般的には太いものの方がパンチのあるごつい味わいだと思われがちだが、実際はその逆で、太い葉巻のほうがマイルドで吸いやすい。
理由は簡単だ。
細い葉巻のほうが吸ったときに舌の煙にあたる部分が小さいため、味が濃く感じられるのだ。
だからといって太い葉巻が薄味かというと、そんなことはまったくない。
というのも太い分様々な種類の葉をブレンドすることができるので複雑で奥行きのある味わいになるからだ。

初心者におすすめの葉巻のタイプ

最初はどうしても小さくて安いものを手に取りがちだが、そこはあえて少し長くて太めのものをチョイスしてほしい。
理由は2つある。

まず、太くて長いほうが葉の量が多いため、それがフィルターの働きをして、ニコチンやタールが和らぐから。
また、長いほうが吸い口と火口の距離が遠いため、煙が冷却され、本来の味わいがわかるから。

もちろん、忙しいから長い太い葉巻を吸っている時間はない、という方もおられよう。そういう方は短いものでも全然構わない。しかしそういう人にも時間を見つけていつかは太く長い葉巻を吸ってもらいたいものだ。

実際の吸い方

シガーカッターで吸い口を切る

Photo by AliExpress

勘違いされがちだが、葉巻は吸い口のほうが閉じていて、火口のほうが開いている。 吸い口の閉じているほうを2,3㎜ほどシガーカッターで切って、煙が口の中に入るようにしなければならない。 ちなみに吸い口を口で噛み千切って吸うという猛者も映画などによく出てくるが推奨しない。

火をつける

タバコを始めて吸うとき、口にくわえて軽く息を吸いながら火をつけるのを知らずに四苦八苦した経験があるという向きもいよう。 葉巻の場合は逆だ。くわえるより先に着火しなければならない。 マッチを擦ったらゆっくりと葉巻を近づけ、まわしながら火をつけよう。 着火できたら口にくわえ、軽く吸ってみる。火がついてなさそうだったら再び口から離して火をつける。 慣れないうちは失敗するかもしれないが、だんだんと上手にできるようになるだろう。

ゆっくりと吸う

いよいよ火が付いたら、ゆっくりと吸おう。普通のシガレットのように肺に入れてはいけない。葉巻はふかして味を楽しむものなのだ。一気に吸うと燃焼が進み、煙が熱くなってしまうので本来の味がわからなくなる。数秒ほどかけて吸うのが良いだろう。
また、シガレットのようにせわしなく吸うのは論外。ちっとも粋ではないし、なにより味が落ちる。一分に一度くらい吸うのが丁度いい。
また灰もそう頻繁に落とすべきではない。よい葉巻なら、灰も固くしっかりと形を残したものとなる。葉巻の先の灰がラジエーターの代わりになって火の温度が上がりすぎるのを抑えてくれる。

吸った後は

吸った後は普通のたばこのように揉み消してはいけない。というのも溜まったタールの匂いがもれるから。放置しておけば勝手に消えるので画像のように放置しておこう。

編集部がおすすめする葉巻

アクセトリー編集部がおすすめする葉巻を三本、値段と味のバランスを考えて選んでみた。個人的な好みになるが、やはりキューバ産のもの、いわゆるハバナシガーがよい。

ロメオ・Y・ジュリエッタ ロメオNo.2

日本でも有名なシェイクスピアのロメオとジュリエットに由来するキューバ葉巻の有名どころ。現地の発音ではロメオ・イ・フリエタ。 フルーティな甘みと、コーヒー豆のようなロースト感が特徴。 値段は1500円ほど。

モンテクリストNo.4

Photo by LEON

永遠の定番、モンテクリストのNo.4は初心者から上級者までおすすめできる一本だ。これぞ葉巻、というウッディで重厚な味わいながらまろやかで吸いやすい。こちらもキューバ葉巻の超有名どころ。 価格はこちらも1500円ほど

どこで買うか

慣れない最初のうちはお店まで行って、実際に店員の話を聞きながら選んだほうが良い。
普段筆者が使っている新宿紀伊国屋本館に入っている「kagaya」というタバコ屋を紹介したい。

またある程度慣れて、好みの銘柄がわかってきたら、個人輸入をしてみるのもよいだろう。マイナーな葉巻をリーズナブルに入手できる。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です