ヴィーニョ・ヴェルデの魅力 -赤でも白でもない、緑のワインをあなたに 

ヴィーニョ・ヴェルデ(ポルトガル語、緑のワインの意)をご存じだろうか。ポルトガルでは古くから好まれていたワインで、とにかく海鮮と相性がよく、日本人の食の感覚ともぴったりマッチすることもあって、最近注目を集めている。柑橘系のフルーティなみずみずしさと微かな炭酸が特徴な緑のワインは、これからの季節にピッタリなワインだ。

緑のワインってなんだ??

緑ワインとはその名の通り、緑色のワイン。ヴィーニョ・ヴェルデ自体がポルトガル語で「緑のワイン」という意味なのだ。
若草色のこのヴィーニョ・ヴェルデ、ほのかに緑色であることもさりながら、それが若摘みされたブドウによって作られるワインであることもそう呼ばれる理由になっている。
ちょうど日本語で「青い」という言葉がそうであるのと同様に、ポルトガルでヴェルデ(緑)という言葉は「未成熟な、若々しい」という意味を持つのである。

このワイン、度数も9%程度と低め、フルーティにごくごく飲めることもあって、アメリカで爆発的に売れているという。
今回アクセトリー編集部は、そんなヴィーニョ・ヴェルデの魅力を皆さんにお伝えしたい。

ポルトガルとワイン

ポルトガルとワイン、といってもピンとこない人も多いだろう。そもそものポルトガル自体の日本における知名度の低さも手伝って、ポルトガルにワインのイメージを持っている人はほとんどいないに違いない。また20世紀の半ばに独裁政権が成立したことにより鎖国状態に陥ったため、生産されるワインが完全に国内消費のみになってしまったことも理由に挙げられるだろう。世界的に見ても、かつてはポルトガルワインといえば、せいぜい酒精強化ワインであるポートワインが知られているくらいであった。
しかしながら独裁政権が崩壊し、さまざまな作り手が最新の生産、醸造技術を学びだすと、ポルトガルワインはまたたくまに世界中で注目を集めることになる。外貨獲得のために政府が主導して、ワイン作りを推進したのである。

 

ヴィーニョ・ヴェルデの三つの魅力

1.フルーティで飲みやすい!

ヴィーニョ・ヴェルデの味の特徴はなんといってもそのフルーティさだ。 葡萄自体が若摘みであること、そして熟成期間が短いことで、果実をそのまま口に含んだかのようなみずみずしさを持つ。 通常のワインは、葡萄が完全に熟して糖度が高くなってから収穫する。その葡萄に含まれる糖分が熟成によって、ワイン独特の、ミネラル感やバニラ香に変化する。それは疑問の余地なくワインの魅力であるが、一方で飲みにくいと感じる原因にもなっている。 このヴィーニョ・ヴェルデの場合は、まだ糖分の多くなっていない葡萄を使用するため、熟成による味の深みは得られないものの、アルコール度数の低さ(11%以下)や、微発砲であることも手伝って、非常に飲みやすいワインとなっている。 このようなヴィーニョ・ヴェルデの特徴は、どんどん暑くなっていくこれからの季節にピッタリであろう。

日本人好みの料理に合わせやすい!

日本人の食の好みは、地中海的であるといわれることも多い。 四方を海に囲まれ、海の幸が豊富な日本と、地中海沿岸地域の食の伝統がフィットするためである。 海老に雲丹に鯛、日本人の好きなモノは大体地中海沿岸でも広く支持されていると考えて間違いはない。 ポルトガルもそんな地中海料理の伝統を色濃くうかがわせる郷土料理が多くある地域。 ポルトガルのワインが日本人の味覚に合わないはずがないのである。 そんなヴィーニョ・ヴェルデと料理を合わせる(マリアージュさせる)時のコツを一つ、伝授させていただきたい。 ヴィーニョ・ヴェルデの特徴は何と言ってもその柑橘系のフルーティさである。したがって、写真のように「その食べ物にレモンやライムをしぼっておいしく食べられるか」ということを一つの目安にするといいだろう。海鮮はもちろんのこと、鳥の唐揚げやサラダなど、様々な料理に合わせることができる。 また、多少脂っこい料理でも、ヴィーニョ・ヴェルデの特徴はの持つ微かな炭酸が、さっぱりと洗い流してくれるだろう。

価格も手ごろ

気軽にグイグイ飲めるのが魅力のヴィーニョ・ヴェルデ、値段のほうが気軽なのも嬉しい。 まだまだ日本での知名度が低く、数が入ってきてないため、本国で買うよりは割高になっているが、それでも1,000円程度で十分なクオリティのものが手に入る。これから人気が出て扱う業者が増えれば、さらに求めやすい価格になるということも期待できるだろう。

都内でヴィーニョ・ヴェルデの飲めるお店

まだまだ日本で広く知られているとは言えないヴィーニョ・ヴェルデ、意外と都内でも扱っているポルトガル料理店がある。
まずはウェイターのお勧めをききながら、ポルトガル料理といっしょに楽しんでみてはいかがだろうか。

マヌエル・カーザ・デ・ファド

ポルトガル料理有名どころのマヌエルの四谷店はワインの種類がおおくおすすめ。
料理も非常においしく丁寧に作られている。
とくに鴨ごはん(Arroz de Pato)のオーブン焼きは絶品だ。

クリスチアノ

代々木公園の近くにひっそりとたたずむこのお店、なんとポルトガル料理の基本食材である干し鱈(バカリャウ)を手作りしているのだという。
価格帯も手ごろでヴィーニョ・ヴェルデの品ぞろえも申し分ない。

おすすめのヴィーニョ・ヴェルデ

ポンテ・デ・リマ

リマ川のほとり「ポンテ・デ・リマ」でつくられるヴィーニョ・ヴェルデは、まさに夏に飲みたい一本だ。

爽やかな酸味と強い柑橘系の香り。キンッキンに冷やしてすっきりと飲んでいただきたい。

多分、ワインが苦手な方にも刺さる味や香り。

料理を邪魔しないのも特徴だ。
ワイングラスだなんて気取らずに、普通のコップかなんかでカジュアルに飲んでいただきたい一本。
無論ワイングラスで飲んでも香りがたってよい。

アレアル ヴィーニョ・ヴェルデ

ヴィーニョ・ヴェルデ生産地帯の中心部に位置する家族経営のワイナリのヴィーニョ・ヴェルデは、大規模メーカーにはない作りこみがウリ。

えぐみのないミネラルと、フルーティでブドウをそのままかじったかのような酸味が、休日の午後開けるのにぴったりだ。

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