カテゴリ: 大人の嗜みガイド

"普段使い"のコーヒー、"遊び"としてのコーヒー。

いつも通り、お気に入りのドリップ方法でお気に入りの豆を使ってコーヒーを淹れる。
手慣れた所作と飲んだ時の安心感。
それは貴方にとってありふれた特別な一杯だ。

とは言え、そのドリップ以外にも淹れ方は多彩にある。
いつものドリップでは感じられない新たな発見、それはありふれた日常に"刺激"を与えてくれる。
たまにはそんな風に、道草をしても良いのではないだろうか。コーヒーにはそれを叶えてくれるだけの"遊び"の要素がある。その一つの提案として、コーヒー器具による淹れ方の違いを楽しむ、ということをおススメしたいのである。

後編の今回は、より珍しい抽出方法の紹介である。
それでは一つずつ見ていこう。

パーコレーター。野外で淹れる雰囲気を楽しむ。

野外でコーヒーを淹れるということ。自然の中で、その匂いや音、色彩を肌で感じながら、コーヒーが出来上がっていくのを待つ。その雰囲気を演出してくれるのは、パーコレーター。湯を沸かすためのポットでありながら、コーヒードリップもしてくれるという優れもの。荷物の量や大きさが気になる野外での活動には打ってつけの代物だ。

出来上がるコーヒーは残念ながら、やや煮詰まっていて雑味が気になる味わい。薄目に作ることでそれを少しは抑えることが出来る。また、淹れ方もコツをつかむのが難しい。火加減や火にかける時間など、調節しなくてはならない要素が多い。美味しさにこだわると言うよりは、雰囲気やアウトドア的な考え方である試行錯誤をするということに主眼を置くべき器具だと言える。

クレバーコーヒードリッパー 本当に簡単に淹れられる、放置型ドリッパー

美味しいコーヒーを安定して淹れたい……。時間の無い時も手軽にドリップしたい……。
そんなワガママを叶えてくれるのがクレバーコーヒードリッパー。

見た目は普通のペーパードリッパーに似ているが、クリアな舌触りのフレンチプレスのような味わいであり、口当たりも優しい。浸漬式のドリップなので湯を入れて3~4分放置した後にフィルターによるろ過が行われるため、ペーパードリップとフレンチプレスの合いの子的立ち位置にある。
味の安定感や淹れやすさという観点から初心者におススメであるドリッパーだと言えるが、もちろん味にも個性があるので、ハンドドリップメインの方々におススメしたい一品でもある。

エアロプレス

クレバーコーヒードリッパーとは違った意味で手軽に抽出が出来るドリッパー。
よく注射器のようなドリッパーと例えられる通り、圧力をかけて一気に抽出をする。
味わいは酸味が弱くまろやか。落ち着いていて飲みやすい部類だと言える。
豆の量、湯量、豆を湯に浸している時間、浸している間に粉をかき混ぜる回数など、その淹れ方へのロジックが多いのも特徴。けれどそれを守れば安定した味を出すことが出来る。
器具としての立ち位置は、圧をかける抽出であるエスプレッソと浸漬式の抽出であるフレンチプレスの合いの子と言ったところ。

またエアロプレスでのドリップは競技としてもすでに盛り上がっており、毎年世界大会が行われるほど。パフォーマンスとして楽しむコーヒーという側面もある。

最後に。

いかがだっただろうか。
メジャーな器具の他にも、ユニークで、それぞれに個性の光るコーヒードリップの器具がある。今回紹介したのは一部で、その他にもその土地その土地で愛されているコーヒーの飲み方が存在する。
“いつも通りの”からのちょっとした寄り道。
自分だけのお気に入りの器具を探しながら、淹れ方によって変わる色々なコーヒーの顔を楽しんでもらいたいものである。
前編、後編を通した中から、貴方のお気に入りの器具が見つかることを祈って。




さて次はコーヒーの、どんな話をしようか。

関連タグ

タグから記事を探す

関連する記事

こんな記事も読まれています

 次の記事へ 
編集部 岡田悠吾

ウイスキーが深まる季節がきました。

RANKING

最近人気の記事ランキング

RANKING

RECOMMEND POSTS

ACCETORY編集部おすすめの記事

THE BEST POSTS

過去に人気を集めた記事をピックアップ

THE BEST POSTS

NEW POSTS

最新の記事一覧

NEW POSTS

特集

ACCETORYおすすめの特集

特集一覧

TAGS

タグから記事をさがす

TAGS
TOP