カテゴリ: 大人の嗜みガイド

スーツにバックパックなんて、刺身をソースにつけて食べるようなもので、この取り合わせは絶対にあり得ないと思ってきた。

いくら雑誌の『POPEYE』(ポパイ)がシティボーイ向けにアメリカの合理性を訴求しようとも、クラシックファッションの重鎮である赤峰幸生さんが、「試行錯誤の末にたどり着いたのが現在のリュックスタイル」だとコラムでお書きになろうとも、自転車ツーキニストのおじさんじゃああるまいし、街では通用しない野暮な格好だと、僕は思ってきた。

けれど、それがなんだかマカロニサラダのリンゴのように、これも“アリ”かと最近思うのだ。ブリーフケースやクラッチバッグなど手持ちの鞄はスタイリッシュでいいのだけれど、手がふさがらないバックパックもやはりいい。グローブをしている時なんかは特にそう。

赤峰さんが書いていらしたが、僕もモノ選びはどんどん自己本位になっている。多少ダサかろうが(本人は最大限工夫しているつもり)、これでいいのだと。むしろ、そんなどこか抜けたところが案外格好いいのではないだろうかとさえいまは思う。

スーツに限らず、ジャケット&パンツ、いわゆるシティでのスタイルに合わせたいバックパックは、イーストパック(EASTPAK)。モデルは最もオーセンティックな<PADDED PAK’R®>のブラック、グレー、カモフラの3色。リーズナブルなので、ここは思い切って大人買いだろうか。あともう一つ、ガチにアークテリクス(ARC’TERYX)もいいと思うけれど、さすがに微妙か……。

とにかく自分の主義信条なんてものはいい加減だとわかった。いくらでも転んでいく。それがまたおもしろいし、それでいいのだ。

photograph /EASTPAK


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着ること、食べること、住まうこと、暮らしの基本を大切にすることが豊かな生き方につながるということは間違いないでしょう。では、その暮らしの質についてはどう考えたら?

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