カテゴリ: カクテル・その他

ウイスキーを飲むのは暑苦しい…?

ウイスキーは度数の高いお酒という認知が一般的だろう。40‐60度ほどもあるアルコールは、ストレートで頂けば、舌やのどが熱くなってしまうことは必至だ。
だからこそ、夏には飲みにくい。そもそも我々が夏に求めている飲み物は、アルコールの有無に関わらず清涼感のある飲み物だろう。

そんな中、近年メディアなどで取り上げられ、波に乗っているカクテル、ハイボール。
炭酸と氷(しばしば少量のレモンを添えて)によって、ウイスキーは清涼感を手に入れるのだ。
ハイボールがカクテル!?と思った方に一言。
カクテルとは「酒+その他の材料」を「混ぜ合わせた」ものであるので、ハイボールもカクテルの一種なのだ。

近年のメディア露出では、
ローラが出演したジム・ビームのCМがとても印象深い。
たっぷりの氷のグラスに注がれたハイボールは、夏の飲み物としての最適解だろう。

ハイボールであれば喜んで頼むものの、ウイスキーという名を聞いてしまうとしり込みする方が多い様に見受けられる。
そこで今回は、素敵なバーで頼みたい、ハイボール以外のウイスキーベースカクテルをご紹介しよう。清涼感はお墨付きの珠玉の5品だ。

マンハッタン ―カクテルの女王の名にふさわしい、甘く、度数の利いた一品―

ウイスキーをベースに、スイートベルモットを入れ、
アンゴスチュラ・ビターズを数滴たらし、隠れた香りと味を演出。
最後に砂糖漬けのさくらんぼを乗せて完成。

薬草のような苦みとシロップの甘みが特徴。いわゆるカクテルの代名詞と言っても過言ではない。
あまりお酒の入ってる時にはおススメできないが、バーテンダーごとに多様なアレンジが加えられていて、同じカクテルと言っても飲み比べる価値のある一品だ。

たしかにアルコール度数はそれなりにあるけれども、キリリと冷えたマンハッタンは格別に美味しいのだ。

ミントジュレップ ―シンプルかつ爽やかな一品。先駆けの一杯にも、〆の一杯にも―

クラッシュした氷を入れたグラスに、新鮮なミントの葉をつぶし入れ、砂糖を溶かした水とウイスキーを入れてよくかき混ぜる。
ウイスキーはバーボン(ケンタッキー州産のアメリカン・ウイスキー)を使う。

爽やかな生のミントと華やかなバーボンの香りが鼻を抜け、清涼感は抜群。
個人的に夏の一番のお気に入りである。
特にジム・ビームのブラックかメーカーズ・マークで作られたミントジュレップは、爽やかさとともにふくよかな印象が口の中に広がる。
メーカーズ・マークはミントジュレップのリキュールも出していて、こちらをフレッシュなミントとソーダでアップするのも格別に美味い。

詳細はこちら

バノックバーン ―ツマミの要らない酒。正確なレシピではないがメーカーズマークでいただくのもオツ。―

ウイスキー×トマトジュース
異色とも見えるこの組み合わせは、意外に親和性が高い。トマトが夏を代表する爽やかさの要であることは、あえて言う必要はないのかもしれない。
スコッチウイスキー、それもスモーキーなピートの利いたボウモア、アードベッグ、ラフロイグあたりと合わせると美味しい。タイトル通り、バーボン、特にメーカーズマークとも相性がいい。
これもバーテンダーのアレンジ力の見せどころがあり、チリソースやウスターソース、スノースタイル(グラスの縁に塩をつける)などを少量加えるので、冷たいスープを飲んでいるかのような錯覚に陥る。
トマトのコクと甘味に塩味が重なり、そこにスモーキーなウイスキーのフレーバーがやってくる様は一口で味わえる、トマトとウイスキーのマリア―ジュだ。

あまりメジャーなカクテルではないので、得意げに頼んでしまうと結構恥ずかしい。頼み方にも気を使う一杯であるように感じる。

ちなみに余談だが、コーヒーとトマトジュースを2:1で混ぜると本当に美味しくない飲み物が出来上がる。
おススメはしないが人生に一回くらいは試してみてほしい。

ハイランドクーラー ―酸味とキレを尖らせたウイスキーベース。ドライのジンジャーエールで。―

スコッチウイスキーにレモンジュースと少々のアロマチックビターズ、シロップ、を入れてシェイクし、ジンジャーエールでアップするロングカクテル。


ジンジャーエールは辛口と呼ばれるものの方が、ウイスキーや香りづけのアロマチックビターズに似合うように思う。ウイスキーはスコッチを。特にこだわる場合はハイランドモルトというスコットランドの北部にあたる地域のものを使う場合も。個人的にはグレンモーレンジのスパイシーな味で作ってもらいたい。
甘さも控えめなので、非常に男性向きである。

ワードエイト ―バーボン固有の華やかさに柑橘系が調和して―

ウイスキーにオレンジジュース、レモンジュースを入れグレナデンシロップを少量。これらをシェイクして完成するショートカクテル。ウイスキーはバーボンを用いる。ハイボールにレモンが合うように、柑橘系とウイスキーは絶妙なマッチをする。特に、香りは華やかだが他よりも自己主張が強くないライウイスキーで作るのがいい。オレンジかレモン、いずれかを強めることで、味の移ろいが顕著に出て面白い。隠し味のグレナデンシロップはザクロのシロップだと言われているが、実際はザクロは入っていない。キイチゴやカシスによって作られたシロップである。もちろんザクロらしい味がする。

最後に

如何だろう。お好みのカクテルは見つかっただろうか。
ウイスキーは決して飲みにくいお酒ではない。ラムやウォッカのように、カクテルのベースとしても十分なポテンシャルを発揮するのだ。
それに加えて、ストレートで飲んだ時の重厚さは、簡単には表しにくいほどの魅力がある。
だからこそ、ストレートで飲まなければもったいない!などと決めつける人々も一定数存在する。
しかし、個人的にはそんな必要はどこにもないと考えている。
各人がウイスキーを楽しみ、バーで提供される空間を楽しめるのであれば、堅苦しいロジックに囚われることは無いのではなかろうか。


もしも、貴方がバーに足を運ぶ機会があったら、是非これらの素敵なウイスキーベース・カクテルを楽しんでもらいたい。
貴方が素敵な夏の夜を過ごせますように。

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編集部 岡田悠吾

ウイスキーが深まる季節がきました。

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