カテゴリ: 大人の嗜みガイド

そもそも海の森って?

「海の森」、それは東京湾に浮かぶゴミと建設発生土によって建設された埋立地を緑あふれる公園にしてしまおうという素敵プロジェクト。約88ヘクタールにもおよぶその面積は、東京23区内最大の公園となるそう。
2016年から一部利用が可能となる予定だ。

出典: tokyoisland.tokyo

およそ30年かけて、この土地が緑あふれる公園に変わっていく。
植物たちが育てば、海と森を感じられる癒しの公園になること間違いなし。

海の森×フェス!!

海の森公園は2020年の東京五輪の競技開催予定地でもあり、これからまさに注目されるであろう新スポット。
普段は足を踏み入れることが出来ない東京湾に浮かぶ小島でいち早く行われるイベントが、今回取り上げたTOKYO ISLAND。
いまだ整備途中の場所に目をつけ、無料の音楽イベントをやろうとする発想が新鮮で面白い。
どんな形になるか予想のつかないこのイベントは、
言うなれば、海の森という何にも染まっていない新しい場所で、新しいフェスの胎動を感じられる、東京のムーブメントが起こる瞬間であると言っても過言ではない。
海の森の公園が完成する一年後やその先に向けて、一緒に大きく成長していってほしい……。そんな作り手側の想いが読み取れるフェスではないか。

チケット無し、予約不要のフリーイベント!

開催は7月20日(月・祝)
会場は海の森公園予定地(注:実際に自家用車等で乗り入れることが出来ないためゆりかもめの青海駅にてシャトルバスを利用する必要がある。)
開場 11:00、開演 12:00、終演 18:00頃を予定している。

会場までのアクセス シャトルバスのみ ※発着所は東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)青海駅のみ

引用: tokyoisland.tokyo

参加アーティストも決定!

そんな素敵でフレッシュなフェス。
音楽イベントとのことでやはり気になるのは出演アーティストたち。
先日発表された第一弾アーティスト紹介のラインナップは、「フェス」という観点からみるとやや珍しい出演者たちだ。
ここにも、何やら「フェス」としてのニューウェーブ感が潜んでいるような気がする……!!
ともあれ、現時点で参加の決まった5組のアーティストに注目してみよう。

神聖かまってちゃん

なかなかにぶっ飛んだパフォーマンスでコアなファンを獲得しているアーティスト。
音楽以外の面で何かとお騒がせなスタンスで世間を騒がせるメンバーの「の子」。
音楽もJ-ROCKの既定路線とはもはや別の次元に存在する独自の世界観を形成していて、ハマれば病みつきになること間違いなし。
これまでニッチな需要を満たしてきたグループであるが、「海の森」でどんな彼らが見られるのか。(たぶん平常運転だろうけど。)
初対面の観客と彼らの出会いに少しドキドキである。

戸渡陽太

福岡出身のシンガーソングライター。
プロデューサーにMellowheadの深沼元昭氏を持つ。
心に語りかける熱情。爽やかに駆け抜けるサウンド。音の奔流に飲まれるようでいて、その独特の声が調和することで独自の世界観を醸し出している。
タッピングの妙が光り、ドラマーと二人きりで奏でる演奏スタイルも面白い。
6月に2ndアルバム「孤独な原色たち」がリリースされ、今後も注目すべき新進気鋭のシンガーの一人だと言えよう。

まらしぃ

動画サイト ニコニコ動画にて多くのファンを持つピアニスト。
同人ゲーム「東方Project」のBGMをピアノアレンジした動画でネットにデビューを果たした。
彼のピアノはキャッチーだが独特の個性が光り、趣味で始めた投稿をきっかけにメジャーへと登りつめるだけの裏打ちが確かにある。

トヨタのAQUAのCMで、BGMとしてピアノアレンジ曲が起用されたこともあるため、ファンでなくとも実際に耳にしたことのある人は多いのではなかろうか。
ニコニコ動画を運営しているドワンゴが主催するニコニコ超会議などのイベントで活躍することはあるが、今回のようなフェスに参加するのは珍しい。

吉田ヨウヘイgroup

去年のフジロックにも出演し、インディーズの中でも脚光を浴びているバンド。
ジャズとロックの折衷。フルートやファゴットなどの管楽器も用い、様々な音色が多層を成して内在する彼らの音楽は、どこか聴き馴染みがありながらも新しい。
何かをなぞっているようで、全く新しい何かを生み出している彼らのサウンドは、既存の音楽シーンありきでありながら、そのどこにも属すことの無い最先端だと言える。

LILILIMIT

一つの曲の中に、ダンスロックのようなグルーヴ感を感じさせる場面もありながら、エモーショナルなヴォーカルが聞こえてくることもある。彼らの音楽を耳にしていると、予想しえない突然に遭遇することが多い。
秒数を刻むごとに発見と驚きとがあり、音楽というものを冒険しているような感覚に陥ってしまう。
けれど彼らの中にあるセンセーショナルな空気感の正体はきっと、お洒落だけど決して飾らない雰囲気。
奇をてらっているようで、その実とても等身大のリアルがある彼らの音楽は、現実と幻想が同居していて美しい。

最終参加者として三組の新規アーティストも発表!

片平実

Rock in JapanやCOUNTDOWN JAPAN、VIVA LA GARDENなど広くイベントで活躍するRock DJ。
多くのフェスに参加している方なら当然ご存じだろう。
自身の手がけ、メインの活動でもあると述べているイベント、Getting Betterは今年19周年を迎えた。
アーティストとして、ガラスというオリジナル楽曲のプロジェクトも手がける。
シーサイドというロケーションで織りなされるDJプレイ。Rock中心のチョイスを通すか、ロケとオーディエンス、フェス自体のカラーなどの見えない部分にマッチしたチョイスになるか、今から期待が高まる。

SPECIAL OTHERS ACOUSTIC

インストバンドのスペアザ(Special Others)がアコースティック楽器で奏でるバンド、それがSpecial Others Acoustic
本人たちの略称は頭文字を取ったSOAだが、ファンからはスペアコという略され方のが良いという声も。
主観だが、スペアザ時代からアットホームで、かつノリの良いサウンドを提供してきた彼らにとって、アコースティックとの出会いは必然だったと感じる。
エレキ特有の力強いサウンドではなく心を落ち着けてゆだねられるようなサウンドに転化した楽曲たちは、聴いてみると成程、ストンと腑に落ちていく感じがあった。
都会×自然というテーマがある今フェスの自然の側面を埋めてくれる、かかせないピースであると言えよう。

Caravan

るろうのアーティストという肩書が一番似合うのが彼である。この人はまさにリアルスナフキンなのではないだろうか。
幼少期をベネズエラで過ごし、その後は放浪生活。時にはバンドを組んだこともあるが、やはりソロに転身。メジャーデビューした今でも、一台のバスで全国ツアーを仕掛けたり様々な屋外フェスに参加するなど、自分らしくがむしゃらに、己が道を歩んでいる音楽人。
訪れた土地に馴染み、ピンポイントに人の心を響かせていく彼のスタイル。
抒情的なメロディーと歌詞に浸ってみよう。

終わりに

いかがだっただろうか。
どのアーティストも個性が傑出していて、尖りのある人選だ。
されど、物おじせずに参加してみてほしい。
イベントとしても初の試みであるTOKYO ISLAND
空気感というようなものはあらかじめ存在しない。
その場に飛び込んでみて、会場全体で作っていけるフェスだと私は考えている。
フェス盛りの夏、新たなムーブメントの芽吹きを体感しに行ってみてはいかがだろうか?

thumbnail photo by 『TOKYO ISLAND』 official facebook page

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編集部 岡田悠吾

ウイスキーが深まる季節がきました。

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