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エシカル&オーガニックマーケット

こちらのイベントは、東京ガスがインテリアブランドとして運営するLIVING DESIGN CENTER OZONEがサマー特集ということで、OZONE INTERIORフェスタの中の一環としてエシカル&オーガニックマーケットが開催された。場所は、新宿パークタワーの1階アトリウム内で行われ、イベント当日は各種エシカルにまつわるPOP UP SHOPが軒を並べ賑わいを見せていた。

OZONEのショップと連携してのスタンプラリーや、会場内でのワークショップやトークセッションなど、参加者が楽しめる内容となっており、昼間から夕方にかけてのイベントではあったが、家族連れやカップル、友人と一緒にエシカル消費を楽しむ姿が見られた。

普通のマルシェや青空市とは違い、販売者側は一つひとつの商品に対しての作られ方や店頭に並ぶまでのストーリーを語ってくれたり、試食、試飲など実際に味見してもらう接客をしていたのに印象を受けた。というのも普通のスーパーでの試食というのは、ただ味がうまいやヘルシーなど表面的な伝え方しかしていないので、ものの作られ方から丁寧に説明してもらうと、非常に親切でものの良さがリアルに伝わってくるからである。

筆者が印象に残ったオーガニック商品は、有機農法で作られたお米や、ヨーロッパで生産されたオーガニックワイン、あまり見かけないライスミルクなどエシカルフードが今回の出店されている中で興味を持ったものである。

まず、本格的なオーガニックや有機栽培の製品だとほとんど、一般に出回っているものとは作られ方や、生産者の思いが全く違うことが今回のイベントに行ってわかったことであるが、どの出店者も販売するオーガニック製品を愛している風に感じられた。まだまだ、こういったオーガニックフードはあまり認知されていないのが現状で、またどこのものを買ったほうが良いのかいまいち分からなく、周りの口コミベースでの拡販が主な販売として確立されている感が強い。また、一口にオーガニックという言葉を取っても、生産者によって定義が様々で本当の意味でのオーガニックを貫いているかどうかは、販売する事業者次第だともいわれている。

まずエシカルについて学ぶ姿勢を持つことが重要

筆者が実際に試飲や試食させてもらって感じたことは、普段からいいものやオーガニックと呼ばれているものを口にする機会があまりないので、味やコクなどを比べることができないという感じになった。特に普段から意識してオーガニック製品を選んで食卓に並べているわけでもないので、下が肥えていないがために本物の味が分からないのだ。

どんなものも比べる基準が分からないと始まらないので、そういった食習慣を日頃から少しでもいいから持つことが大切な心構えであると感じた。さらに、なぜエシカルな考えを持った生産者が作るオーガニック製品を購入するのがいいかという、需要側つまり購買者側の知識もあるとないのとでは全然価値観が違って見えることも理解できた。

例えば、オーガニックのお米については、近年話題にになっている遺伝子組み換えの肥料を一切しようせずに、本来の自然栽培を生かしながら、育てたものを使用している。この無肥料自然栽培の固定種にこだわる玄米は、なかなか味わうことはできないが自然本来の味わいが堪能でき、農薬や化学肥料を使った食物を口にすることが多くなった現代人にとって、手軽さや安さよりもこだわりあるものを健康という面でもチョイスしてもいいかもしれない。

また、オーガニックワインについても造り手の想いと、その土地の風土を生かした伝統的な製法から作られている。オーガニック製品に共通するのは、どの製品も口全体に広がるコクというか味わい深いものを体感できるので、通な人ほど魅力がわかるものであるだろう。ことオーガニックワインにしても、高価で名の知れたワインも確かに魅力的だが、ワインにとっての命であるぶどうの木にこだわり、化学肥料を使わない土壌作りからワインの醸成にこだわり、手間ひまかけて造るワインもまた、格別な味をきっと堪能できるのではないだろうか。

エシカルファッションショー

今回のイベントでは、オーガニックマーケットともう一つの目玉企画が、エシカルファッションを身にまとったファッションショーの開催であった。会場に、ランウェイが設けられショー前には多くの見物客、近隣で働く人が足を止めて写真を撮っていた。

そんな中始まったのが、エシカルファッションのブランドとしては有名なpeople treeのファッションショーである。アイテムを着こなしたモデルがランウェイを歩き、ポーズを決め、定位置に戻る。緊張とした面持ちもなく、ゆったりと会場の雰囲気も暖かい感じだったのでリラックスして見ることができた。総勢21名のモデルさん達が見せてくれたエシカルファッションショー。ブランドのPRとしての商業的な雰囲気も感じず、とても暖かい気持ちで見届けることができたのは、会場にギャラリーの方も同じ気持ちを抱いていただろう。

エシカルは道徳的といった意味合いを持つので、アンフェアな先進国至上主義の経済貿易に警句を発する形で、もっと立場の違いによらず、フェアな関係を築こうという精神のもと、共感するブランドや事業者が世界中で、これまで様々な取り組みを行ってきた背景がある。これをわかりやすく表現するのは、時代背景が複雑になっていたり、人の倫理観に入り込む形になるので、一概にエシカルが全ていいとかそういう考えではなく、あくまでもひとつの考え方として捉えるのが良いと思う。

エシカルムーブメントと親和性のある運動として、フェアトレード貿易が挙げられる。
発展途上国での生産者から繊維や原料を公正な価格で継続した取引を行うことで、発展途上国の立場の弱い事業者の労働改善に貢献する貿易の仕組みである。


化学繊維を使わないオーガニックコットンを使用した肌に優しいハンドメイドな洋服は、肌荒れが気になり、市販の洋服が着れない方に喜ばれたり、エシカルのこと、一枚のTシャツがどのようにして作られたのか、その背景を初めて知った人が、エシカルファッションを着ようと思うときであり、訴えるだけでなく、自らも消費者としてエシカルファッションを購入する行為もエシカルムーブメントに共感しているアピールにもなるのだ。

今後もエシカルという言葉が、色々な場面で耳にすると思うが、少しでも興味関心を持ってまずは学ぶことから初めてみても良いのではないだろうか。

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