カテゴリ: 大人の嗜みガイド

マニアック過ぎないオーディオのすすめ

オーディオはマニアックになりがちな分野だ。いくらでも追求できるし、理論だって物理的で奥深い。筆者もDTMや楽器を趣味とする身として、その気持ちは理解できる。しかしながら、オーディオにかけられる手間もお金も限られているだろうし、自宅にオーディオルームを作ることができる人は多数派ではないのではないかと思う。
だから今回は、ごく普通の部屋で簡単に音響を良くする方法を紹介する。

スピーカーの角度を変える

スピーカーがベストなパフォーマンスを発揮すると言われるのは、聞き手とスピーカー二対が、正三角形を作る時だ。それもできれば数メートル離れているのがベスト。また、部屋全体のBGMとして使用したい場合は、少し長めの距離を取るのが良いだろう。
音には、指向性という直進する性質がある。これは高音になればなるほど強くなる。
特に高音が聞き取りづらい場合、スピーカーの向きについて考える必要がある。

スピーカーは部屋のサイズに合っているか?

スピーカーは部屋の広さによって考える必要がある。大音量で生きるが、小さな音量だとイマイチなオーディオもあれば、その逆もある。音というのは空気の振動で我々の耳まで届く。だから、振動する空気の総量によって合うものが変わってくるのだ。
基本的には、高いスピーカーは大きい音が出せるようになっていることが多い。しかし、巨大なスピーカーを6畳の部屋においても生かし切れないことが多い。買うときはバランスを考えよう。

インシュレーターを置く

インシュレーターをご存じだろうか。スピーカーの下に設置する小さな道具で、スピーカーに床や机の振動が伝わらないようにしてくれる。これを置くと、余計な雑音が減る。卓上や床置きのタイプなら効果が見込める。スピーカーにスタンドが付属しているものであれば、設置は不要だ。2000円程度で売っているので、音質にこだわる方にはおススメだ。
また、インシュレータのかわりに10円玉や発泡スチロール、地震対策の防振マット(小さいもの)を置くなども効果があるとされている。

スピーカーの後ろに、吸音するものを置く

スピーカーの後ろは、意図せぬ音が反射しがちな場所だ。スピーカーを壁の近くに置いていると、余計な音が入ってしまう。スピーカーは壁から離して置くか、何かしらの吸音材を貼るとよい。
吸音材と言ったが、これは別に専門店で取り扱っているものでなくて良い。柔らかい布や発泡スチロールなんかでいいのだ。これをスピーカーと壁の間に置くことで、壁からの雑音の反射を防ぐことができる。

室内の音の反射に注意する

小中学校の音楽室を思い出してほしい。壁に穴が開いていたり、ギザギザの天井や壁があったはずだ。これは、壁で音が過剰に反射しないためだ。音というのは振動だから、壁で反射して、重複して耳に届く。これを防ぐために、あの妙な壁になっていたわけだ。
自室でこれを再現するにはどうするか。これは実は、壁に服をかけておくだけで改善されたりする。著名なミュージシャンで、楽器を壁に山ほどかけることで反射を変えている人もいるくらいだ。壁に何かものをかける、カーテンを使う、そんなことでも少し音質が良くなるのだ。
こだわりたい人には、吸音板なんてものも今は簡単に手に入る。サウンドハウスなんかで検索してみてほしい。

オーディオを高価なものにする

身もふたもないが、高いオーディオはふつう良い音がする。ただ、使い方によってベストなものは変わってくるので、できれば視聴して、店員さんに相談してみることをお勧めする。
オーディオに関しては、意見が激しく分かれるため、ネットの口コミがすべて参考になるわけではない部分がある。
必ずしも高いものが良いものというわけではないし、5万円の部屋に100万円のオーディオを置いたところで、有効活用できるとは思い難い。

(余談)スピーカーvsヘッドフォン

余談だが、家で音楽を聴く際に、ヘッドフォンを使うという手もある。音は、空気の振動だ。空気の振動距離が短ければ短いほど、小さいユニットで十分な音が鳴る。そういった意味で、一人で狭い部屋で聴くなら、ヘッドフォンのほうが良いこともある。特に、使うユニットの大きさの関係で、基本的には同じ値段ならヘッドフォンのほうが音質が良い場合が多い。室内用のヘッドフォンは、開放型と呼ばれるものを使うのがベターだと思う。現在はbluetooth対応のものも出ているため、移動する際のケーブルにも気を遣わなくて良かったりする。
音漏れを気にせず、一人で楽しみたい場合はヘッドフォンも検討してみてほしい。
また、以前の開放型ヘッドフォンについての記事もご参考にしていただけると幸いだ。

人は耳で感動する。いい空間には、いい音楽が必要不可欠だ。
また、オーディオについてはどうしても、突き詰めたものが多くみられる。
いくらでもお金も手間もかけられる分野だ。
素人耳には、というか普通の人にはほとんど違いがわからないものもたくさんある。
そんな中今回は、あまりお金をかけず、少しの工夫で音を良くする方法について取り上げてみた。
これまでより一層音楽を楽しむ一助となれば、幸いである。

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編集部 y.hatakeyama

お酒と音楽。

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