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葉巻をしっかりと保存するべき理由

なべてタバコというものは、きっちりとした保存管理を要求してくるものだ。
パイプであれなんであれ、丁寧に、大切に保存しておかないと、葉巻の愛すべき香味は全て失われてしまう。
もちろん葉巻もその例に漏れない。
いや、むしろ葉巻こそ、大切なワインやウィスキーに対してそうするような温度管理、湿度管理のもとで保存する必要が出てくる。
その理由は大きく分けて

1.適正な状態で保存しないと葉巻がまずくなってしまう
2.保存をすることで、逆に葉巻がおいしくなる

と二つある。

まずはこの二つについて説明しよう。

1.適正な状態で保存しないと葉巻がまずくなってしまう。

保存のキーを握っているのは湿度と温度。

湿度
温度と湿度、どちらが繊細な管理を要求するか、と言われれば間違いなく湿度だろう。
普通の紙巻たばこのレベルでも、この湿度管理の有無によって大きな違いが生まれるが、葉巻の場合はよりシリアスである。
なんせ葉巻は乾燥するとひび割れて吸えなくなってしまうことさえあるし、もし吸えたとしても、それにあなたが満足することはないだろう。
じゃあ加湿させまくれば問題ないかというと、今度はカビが生えてきたり虫が湧いたりと、苦労が尽きない。



温度
温度管理は湿度管理ほどシビアではない。
だいたい20度くらいを目安に管理すればいい。ワインクーラーがあるなら、そこに入れてしまうのが一番だが、無いようであれば、ワインの管理同様日の当たらない涼しいところにおいておけばいい。
冷蔵庫に入れるのも一つの手だが、香りは多少落ちるという。
年単位で保存するというのでもなければ、大体は自室の冷暗所においておけばよいだろう。
ただし注意したいのが高温多湿な夏。冷房の温度を気持ち低めに設定することをおすすめする。

2.保存をすることで逆においしさが増す。

吸うために買うのだから、買ったらすぐ吸いたいと思うのも当然。
当然なのだけど、そこでぐっとこらえて保存、そのまま二、三週間寝かせておきたい。

買ったばかりの葉巻はまだ十分な熟成を経ていない場合が多く、アンモニアにも似た匂いがするのだという。これをヒュミドールで二、三週間寝かせておくと、発酵、熟成により、棘がぬけ葉巻本来の味を楽しめる。
昔のヨーロッパの葉巻屋は一年以上寝かせてから店頭に出していた、そういう話を以前聞いたことがある。

あなたの葉巻を最高の煙に変えるための保存方法

以上のような理由から葉巻を保存する必要がでてくるのだが、その際に持っておきたいのがヒュミドール。

ヒュミドールというのは葉巻保管用のケースのこと。下のような木製のボックスに葉巻をいれて大切にとっておくのである。

材質にもプラスチックと木製の二種類があり、当然プラスチック製のもののほうが安価ではあるが、私は木製ヒュミドールをおすすめする。
木製のもののほうが通気性がある程度確保できるから、そして多少の湿度のコントロールを木自体がやってくれるからだ。
後者のほうは少しわかりにくいだろうか。木自体が水分を含む性質を持っているので、乾燥しているときは木から水分が抜け、湿気のある時は木が吸湿してくれるのだ。
もちろん雰囲気だけとっても木製のもののほうが充実感がある。
だいたい価格は一万円前後からある。

写真の右下にある白いものはヒュミディティ・ビーズというもので、ヒュミドール内の湿度管理をしてくれる優れもの。

こいつがとにかく便利。精製水(水道水は使わないようにしよう。カビの原因になる場合がある。)を数滴たらしてヒュミドールにいれておくだけで、勝手に最適な湿度65~70%を保ってくれる。
精製水は薬局に売っているのでそれを買うこと。

番外編 ジップロックで保存

葉巻の本数が少ない場合はジップロックでできるだけ空気を取り除くようにして入れておくのもいいだろう。
作家の馳星周によると、酸素が少なくなるので虫が発生しにくくなるというメリットもあるのだという。
長期保存の場合は虫が湧くのを防ぐために、冷凍庫にいれて虫を殺す必要があったが、ジップロックを採用してからはその手間を省くことができるようになったという。

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編集部 三宅隆平

脳髄を置いてきぼりにして走る

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