初心者のための、コーヒー豆基礎知識② 国ごとの特徴

コーヒー豆の基礎知識第2弾。こちらではコーヒーの種類、原産国を紹介していきます。

コーヒー豆の種類とは?

コーヒーは植物だから、生産地が限られる。具体的には、コーヒーベルトと呼ばれる赤道付近(南北回帰線の間)の国でしか取れない。コーヒーと呼ばれるものの品種は大まかにアラビカ種とロブスタ種(カネフィラ種)の二種類ある。
この二つは交配できない「種」であり、その下に亜種(ブルボン・ゲイシャ等)が続く。基本的には栽培が難しく、高級で美味しいのがアラビカ種、比較的栽培が簡単で安価、そしておいしくないとされるのがロブスタ種だ。と言っても、ロブスタ種は専ら缶コーヒーなどの低価格製品向けで、豆を調べてみようという方は気にしなくて良い。そのため、主にアラビカ種について解説する。

コーヒーは同じアラビカ種でも育つ環境によって味に違いが出るから、基本的には「ブラジル」「エチオピア」「ハワイコナ」など、地名が名前につくものが多い。地名=銘柄という扱いが一般的だ。

本来は苗木の種類、生産農園も併記されるべきかも知れないが、そこまで管理できていないものがまだまだ多い。

品種や農園等、こだわりだせばきりがないのだが、今回はベースとなる原産地ごとのコーヒーのおおまかな特徴を紹介したい。

原産国ごとのコーヒーの特徴

ブラジル

言わずと知れたコーヒー生産世界第一位の国、ブラジル。国土が広大で多様性があるため、ほとんどの品種を栽培できる。ブラジルコーヒーは一言でいうと、オールマイティ。どんなブレンドにもあう。

反面、輸出される前の段階で品種がミックスされてしまうことが多く、「シングルオリジン」と言えるものは少なかったりする。最近は改善されつつあるが、ブラジルでは量を重視して品質は二の次の傾向があった。一般的にブラジルコーヒーは当たり外れが大きい、と言われるのは、そういった理由だ。
もっとも、近年高い評価を受ける農園では品種の選定などもしっかり行われている。

どんなロースト、どんなブレンドにもマッチするので、ブレンドのベースとして使われることが多いが、
シングルで飲むならシティ~フルシティが一般的。少し苦めの味が好きな方に。

特に、コーヒースタンドでは一番苦いものとして置いているところが多い。

ジャマイカ

ジャマイカコーヒーと聞くとぴんと来ないというなら、「ブルーマウンテン」ならどうだろうか。コーヒーの王様と呼ばれるブルーマウンテンは、ジャマイカ内陸のブルーマウンテンという山脈で取れるもの。いわゆる最高級品として有名な銘柄であり、香り高くコクがあり、バランスのとれた味わい。ブレンドコーヒーの香りづけとして使われることも多い。いわゆる日本人が好む味と言われている。
なお、ブルーマウンテンは原産地が限られ、かなり稀少。日本では偽物が出回っていたりするので注意。

コロンビア

小規模農家の多いコロンビアは、近年スペシャリティコーヒーに力を入れている。アラビカ豆のみを栽培し、独特の甘味のある味わい。もともとはブラジルと似てやや粗製乱造のきらいがあったが、ここ数年は高級品となってきている。サードウェーブでもよく見かける銘柄の一つ。
ちなみにCMでよく見る「エメラルドマウンテン」はコロンビアの高級コーヒー豆のブランドである。

ハイ~シティローストで。

ハワイコナ

ハワイ島西部、コナ地区で生産されるもの。高級コーヒーとして有名。
ちなみにオアフ島で市販の100パーセントコナコーヒーを買おうと思うと、100グラム3500円以上する。(観光地価格なのだろうが・・・)

酸味と言えばコナコーヒーと言われるほど強い酸味があり、クセになってしまう人も多い。酸味が強いものの、上品で、雑味が少ない。日本だと、おなじみのホノルルコーヒーや、アイランドビンテージコーヒーなんかで本格的なコナコーヒーの味を試せる。

ブレンドのアクセントで酸味をつける使い方が多い。ストレートで飲むなら酸味を生かすため、シティが良い。高価だが、好きな人にはたまらない味である。

グアテマラ

スペシャルティーコーヒーの元祖と言われるのがこのグアテマラ。スペシャルティーコーヒーの黎明期に、シングルオリジンの豆が一番多く流通していたため、こう呼ばれる。
コーヒーが持ち込まれた歴史はかなり古く、昔から大小さまざまな規模で栽培がおこなわれてきた。
個々の農園ごとに種類を管理し栽培しているために、一般的に質の高いものが流通している。

サードウェーブと親和性が高く、コーヒースタンドでミディアムやハイローストで見かけることが多い。
個人的には、シティが一番おすすめ。

インドネシア

インドネシアは、複数の島に分かれ、様々な味のコーヒーを生産している。
その中でも、スマトラ・マンデリンとスラウェシ・トラジャが有名だろう。

・マンデリン
スマトラ島で作られるマンデリンは、高級種として有名。基本的に酸味が少なく、かなり苦味が強い味となっている。スペシャルティーコーヒーとしてはマイナーだが、昔ながらの喫茶店なんかでおいしく飲める。
深煎りで、苦味を楽しむのにベストマッチ。

・スラウェシ
カロシ・トラジャと言った種を生産しているのがスラウェシ島。kの形をしている島だ。毎年スターバックスがスラウェシをピックアップするため知名度が上がったように思える。
こちらはマンデリンとは少し異なり、程よい酸味と、ハーブのような香りがある。
中煎りが一番合うとされる。

さいごに

自分で淹れて飲むコーヒーは、ブレンドから始めることが多いと思う。それはそれでいいし、本当においしいブレンドだってたくさんある。しかし、「お気に入りの一杯」を自分で淹れるためには、やはり豆の種類くらいは知っていてほしい。コロンビアの甘みが好きだけど、もう少し苦いブレンドなどといったことが言えるようになってくると、自分の求める味を手に入れやすくなるんじゃないかな、と思う。
コーヒーロースターやスタンドでいろいろ質問してみるのもおすすめだ。大抵の場合、初歩的な質問にも快く答えてくれる。(しばしば長話になるのだが。)

どの豆が好きなのか。シングルオリジンがいいのか、ブレンドがいいのか。

そんなことをちょっとだけ気にして、自分なりの最高の一杯を見つけ出してほしい。
ACCETORYは、あなたの最高のコーヒーライフを応援している。

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