カテゴリ: ウイスキー

今や大人気のジャパニーズウイスキー。

マッサンブームで国内のウイスキーブームも火が付いたが、ジャパニーズウイスキーはいまや世界的に注目度の高いウイスキーとなっている。
幸か不幸かその人気のせいで、ジャパニーズウイスキーは手に入りにくいのが現状だ。
そんな中でも比較的手に入りやすく高品質なジャパニーズこそが、各蒸留所の名前を冠したノンエイジ品だ。
その中から個人的におススメの4本を選出してみた。

ニッカ 宮城峡

ノンエイジのジャパニーズの中で、ハイクラスの入口的な役割を持つ一本。
リンゴのような香りとともにやや刺激的な若いアルコールの香りがツンと来る。
酸味と辛いアルコールの味が基盤にあり、ほのかな甘みが追ってくる感じ。
グレンフィディックに似ていると感じるのはリンゴのようなフレーバーからだろう。
両者の味わいの違いを比較するなどして、スコッチからジャパニーズへと入っていくのも楽しい。

ニッカ 余市

リニューアルされた新しい余市。
甘さを感じられなくもないが強い塩気があり、スコッチのタリスカーやアイルオブジュラを彷彿とさせるような味わいである。若い原酒をブレンドしているために辛いので、個性的な一本だと言えるのではないだろうか。

香りや全体のバランスを論じる以前にきっぱりとした分かりやすい方向転換が見えるので、昔の余市とは別物とするのが良いのではないか。余市らしい薫香や甘さも残っているため、余市らしさを味わうことも十分できるのも面白い。
伝統と変革が共存している一本かな、と感じる。

機会があれば、昔の余市と飲み比べてみることをお勧めする。

サントリー 知多

グレーンウイスキーでありながら、ジャパニーズらしい繊細さを持ち合わせている。
モルトウイスキーのみに魅力を感じている人々に一度飲んでもらいたいと思えるほどの完成度の高さである。

酸味と苦みが中心にありながらも、奥にある甘さによって重層的な味わいが生まれている。
ホワイトオークのバニラ香と、洋ナシのようなフルーティな香りが特徴的。
加水することで、スモーキーで華やかな香りが開いてくるため、割っても楽しめ、
メーカーのサントリーが推す通り、ハイボールで食事と共に飲むウイスキーとしてピッタリである。
適度な酸味と炭酸がマッチして、食事に心地よい清涼感を届けてくれるだろう。

サントリー 白州

シェリーの甘い香りとピート香が相まって森の薫るフレーバーだと銘打たれる白州。
今回紹介するウイスキーの中で飲みやすさは随一かもしれない。
ウイスキー自体が入門の方にもお勧めできる。
ただ、ハイボールとして飲んだ時には隠れている弱点が、ストレートでは途端に現れてくる。
ノンエイジの弱点として再三挙げている若い原酒による荒々しさが目立ってしまうのだ。
甘さと酸味のバランス感が良く、他とは違うウッディ―なフレーバーは確かに魅力的で、
知多と同じ部類で、食事と共に楽しむウイスキーだと言えよう。

白州を取り扱ったコラムがこちらにもあるので合わせてどうぞ。

結論:ノンエイジはハイボールが似合ってるかもしれない。

知多のみシングルモルトではなかったが、シングルモルトに近い美味しさのポテンシャルを持ったボトルであることは間違いない。

どのボトルもこれから美味しいジャパニーズウイスキーに挑戦しようという人にとってはおススメ出来るボトルである。
もっとも、年数表記のあるジャパニーズは近年入手困難か価格高騰が続いているため、深追いせずにノンエイジで止めておいた方がいいかもしれない……。
(ノンエイジも値段が高騰していて予断を許すような状況ではないのだけれど)


個人的に若すぎるウイスキーの味わいはジャパニーズの味わいにそぐわないと感じてしまうため、年数の制約が取れ、どんな熟成年数でも混ぜることが出来てしまうノンエイジものは如何なものかと訝しんでしまう。なので紹介したウイスキーは皆、ハイボールが似合う部類のジャパニーズだな、という印象である。

その若さをあえて個性と捉えて楽しむことも出来るはずだし、ノイズの無い味わいが最も優れていると考えること自体もおこがましい。
この荒さをジャパニーズの新時代として、温かく見守ろうという気持ちでいる。

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