ワインのブドウ品種徹底解説ー白ワイン編ー

ワイン用のブドウ品種解説の2回目は赤ワイン用品種に続いて白ワイン用の品種。赤ワインに比べると、お手頃価格で質の良いものが入手しやすい白ワイン、品種ごとの特徴をつかみ、気分に合わせて選んでほしい。

前回の記事はこちらから。

ワインのブドウ品種徹底解説ー赤ワイン編ー

2015.11.05

重めの白ワインになるブドウ

非常に優れたワインを作るブルゴーニュ

シャルドネ

最も有名な白ワイン品種であるシャルドネ。シャブリやムルソー、モンラッシュ、シャンパンのような最高級ワイン(グラン・ヴァン)もこのシャルドネから作られる。
また、めちゃくちゃまずいワインができることがあまりないという点でも信頼されており、安い居酒屋やワインバーにいくと大体「無難にシャルドネにするか」となるので、わりと飽きがち。

本来シャルドネは土地や製法、気候によって様々なワインに化けるので品種の特徴みたいなものはあまりないのだが、ニューワールドの安い価格帯のシャルドネがどれも同じような味になっているので「レモンのような酸味とトロピカルフルーツのような華やかな香り」と評されることが多い。

クリーミーなソースを使用した白身魚や、鶏肉、豚肉との相性が良い。

シュナン・ブラン

フランスの長期熟成白ワイン用品種としてシャルドネに続いて代表的なのがこの「シュナンブラン」だ。とはいえこのブドウも少し気難しく、下手な作り手が作ると酸っぱいだけのワインになってしまう。
だが、特にフランスのロワール地方の優秀な作り手の手によるものは10年以上の熟成を経て、どこか香ばしい老成した甘みと、なお失われないフレッシュな酸味を兼ね備えた、たぐいまれなる複雑な香味を備えたワインになる。

軽めの白ワインになるブドウ

軽めの白にはカジュアルにサラダを合わせたい。

ピノ・グリージョ

非常にライトで心地よい酸味、水のようにするする飲める、滅多なことでは外れない。イタリアンの前菜と合わせるワインに迷ったらピノ・グリージョを使ったワインを選べばまず問題はない。
気軽でチャーミング、食事にレモンを絞るような感覚で合わせてほしい。

ピノ・グリ

前述のピノグリージョと似てる名前だなあ、そう思われる方もいるだろうか。
名前が似ているだけではない、この2つは全く同じ品種である。イタリアで栽培されるとピノ・グリージョ。フランスで栽培されるとピノ・グリと呼ばれるのだ。

わざわざ項を分けたのにはもちろん理由がある。このフランスで作られるこのピノ・グリ、ピノ・グリージョの軽やかな味わいとは真逆、甘口から辛口まで10年を超える熟成に耐えうる最高級ワインとなるのである。フルボディ、複雑で繊細な香り、テロワール(風土)の違いを如実に表していると言えるだろう。

ソーヴィニョン・ブラン

これまた辛口白ワインの代表的な品種。飲み間違えようのない「ソーヴィニョン・ブラン」らしさを持っていて、好みの分かれる品種でもある。
どこか草原を揺らす風を思わせる青臭さ、グレープフルーツのような繊細な苦み。基本的には長期の熟成に耐える品種ではない。

しかし非常に奥の深い品種であり、作り手の実力、哲学がそっくりそのまま表れるワインが出来上がる。

ハーブやオリーブオイル、トマト、サラダなどとの相性は非常によい。

甘口のワインになるブドウたち

モスカート(マスカット)

高級ブドウの代名詞であるマスカットは、食用のみならずワイン用としても高いポテンシャルを秘めている。
そこまで値も張らず、カジュアルに飲めておいしい甘口スパークリングワインが出来上がるのがこの品種。
とはいえあまり安い価格帯のものだと、二級品を使っていてマスカット由来の、満開の花のごとき香り、フルーティさを実感することは難しいだろう。
イタリア語ではもスカート、フランス語でミュスカ、スペイン語ではモスカテルとよばれる。

食後にフルーツやケーキなどと合わせても抜群。

リースリング

ドイツを代表する葡萄の品種であるリースリング。同国の最高級甘口ワインがこのリースリングで作られることもおおい。蜂蜜のような凝縮された甘み、それをもってなお失われない、イチゴのような酸味、ジャスミンのように華やかな香り。

最近では辛口のものも多く作られており、非常に優れたワインもおおい。

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