カテゴリ: ウイスキー

各産地ごとの特徴。

ウイスキーの魅力の一つに、産地ごとの味わいの違いがあげられよう。
日本でも、ジャパニーズウイスキーは繊細だとか、バーボンはワイルドなお酒だなどと言われているのを耳にしたこともあるのではないだろうか。

これは、ウイスキーを作っている方々の理想の味がそれぞれ違うということも一つの理由ではあるのだが、その他にも色々な要因(ファクター)が存在する。
例えば、産地ごとに水が異なる。酵母となる菌も異なる。その他、どんな液体をウイスキーと呼ぶかを決める細かな定義が異なる。
したがってウイスキー自体の味も、大きく産地ごとに分けた際の傾向が現れるのである。

ここで誤解の無いように言っておきたいのが、
あくまでこれはその地方で代表的とされるウイスキーの香味についての話であり、
これから紹介する香味が必ずしもその地方全てのウイスキーに含まれるわけではないということだ。
よってその特徴的な香味を持ったウイスキーをともに紹介していくことにしよう。

スコッチ ピート香と呼ばれるスモーキーさと、一つの味わいに振り分けられない多様な味

世界一の生産量を誇り、その種類も蒸留所の数も圧倒的なのがスコッチウイスキー。
その特徴はピート(泥炭)を焚いて乾燥させることによってもたらされるいぶしたような、スモーキーな香りであろう。
もちろん、これはあくまでスコッチと聞いた時に一番最初に上がるであろう印象であり、他にもさまざまな香味がある。例えば、洋ナシのような香り、蜂蜜のような甘み、油のようにまったりとした口当たり(オイリーなどという)。一概にまとめることは出来ないが、その手数の多さもまた魅力である。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーがメジャーに飲まれている。
ブレンドの目安に、モルトウイスキー35%に対しグレーンウイスキー65%というスタンダードなブレンドがある。

ブラックグラウス

この一本を初心者におススメするというのもどうかと思うのだが、あえて選んだ。
フェイマスグラウスというブレンデッドのスコッチにいぶしたようなスモーキーなフレーバーを足したもの。
同価格帯のジョニ黒と比較されることもあるが、好みの問題だろう。

スモーキーなピート香を感じながらも華やかな甘さも感じられる。
多種多様な味わいがあるスコッチのエッセンスが凝縮されている。
ロック、ストレートでも耐えうるうまさ。

スコットランドの国鳥であるライチョウのラベルもかわいい。

スコッチウイスキーについて深く知りたい方はこちらもどうぞ。

アイリッシュ 飲みやすさと、麦の香り

ピートを用いず、また純度の高めた蒸留によって雑味が飛んでいるため、
純粋な穀物、特に麦の香りがふんわりと感じられるウイスキー。
熟成年数も若い。種類も少なく飲みやすいため実は初心者におススメ。

アイリッシュについてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。

タラモアデュー

飲みやすく、まろやかなウイスキー。
大麦由来の香りがふんわりと香る。
クセがないので、アルコール度数以外では気になるところが無いくらい。
香りにとびきりの感動を覚えたなら、次の一本にレッドブレスト15年などいかが。

ジャパニーズ 

「マッサン」でおなじみのジャパニーズウイスキー。
ご存知の方もいるかもしれないが、スコッチウイスキーを基に研究、開発が行われていたために、今でもほのかにスモーキーなフレーバーを残している。
飲みやすいながらも重厚で繊細な味であることが特徴。加水しても香りや味が崩れることなく、新たな発見をもたらしてくれる。

現在はノンエイジ(年数表記が無く、若い原酒も混ぜることが出来る)のもので、若いアルコールの持つ力強い刺激が目立ってきているため、若干の方向転換か。

竹鶴 ピュアモルト

一瞬甘さを感じた後にピリッとしたアルコール感が口の中に広がり、スモーキーな香りやビターな味が後から追ってくる。
香りはシェリーやバニラのような甘さなので、味のギャップはあるかもしれない。
炭酸などで薄めることで味わいが変わるのもいい。
いい意味でも悪い意味でも値段相応か。

ジャパニーズのおススメの銘柄はこちら

アメリカン/バーボン 荒々しいアルコール感と甘いバニラの香り

ライ麦、大麦、トウモロコシと、原料とする穀物の幅が広く、その味わいも多様である。
ライウイスキーはスパイシーな香りが目立ち、
トウモロコシが原料として多く使われているコーンウイスキーは甘い香りが特徴的となっている。
熟成年数が若い原酒がメインで使われているため、味わいとしては軽いものの、荒々しく力強いアルコールが感じられる。
熟成は大抵オーク樽によって行われ、これによってバニラのような甘い香りが付くことも忘れてはならない。

I.W.ハーパー ゴールドメダル

バニラ香と、甘い味わいが特徴的なバーボン。
荒々しさは無いが、その分飲みやすいためおススメに値する。
あっさりとしているのでハイボールにしても美味しい。

ガツンとしたアルコール感を感じたいのならワイルドターキー8年もおススメ。 

他のアメリカンについてはこちらも合わせてどうぞ。

カナディアン スパイシーなライ麦のウイスキー。アルコールは若い。

トウモロコシ、ライ麦、大麦等の穀物を原料とするため、国も近いアメリカンウイスキーと似ている。
違いとしてはライ麦を多く使っていること。
伝統的なカナディアン・ライ・ウイスキーと言えばツンとしてスパイシーな味わいである。
今ではトウモロコシがメインのものや、シングルモルトのウイスキーも製造しているため、必ずしもライ麦の印象が全てというわけではない。

カナディアンクラブ12年

カナディアンウイスキーと言えば、文句なしにこれ。
フルボディな密度があり、まろやか。ライ麦の香りが華やかに香り、ほのかな甘さがクセになる。
ハードボイルドなバーボンをあおるのとも、アイリッシュのような大麦の香りとも違う、粗野であどけなく、心安らかになれる味わい。

他のウイスキーと比べて平均価格の安いカナディアンの中で、2000円と高価だがかなり満足な味わいが体験できる。

五大ウイスキーについて、各々二本ずつチョイスしたこちらの記事もどうぞ。

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