ブルーノートだけじゃない! お酒とジャズを堪能しよう。

ジャズというのは少し変わった音楽だ。お酒や食事と一緒に音楽を楽しめるというのはジャズだけしかない。
もちろんクラシックでも休憩中にホワイエで飲めるし、普通のロックなどのライブでもお酒は飲める。しかしゆったり食事をしながらライブを楽しむ、というのはジャズ以外にない。

そんなジャズを楽しもうと思うとやっぱりどうしてもビルボードやブルーノートに目がいきがち。
もちろんブルーノートやビルボードは、華やかで豪華で演奏者も国内外の一流どころが多い。でもその一方でいささか値段が張るのもまた事実である。
こうしたところは半年に一回くらい、びしっと襟を正していくのが良いのだ。

ジャズバーで夜に浸る

ふと思い立ってジャズに浸りたい夜もある。そんなときに足を運ぶのがジャズバーだ。
ミュージックチャージ(チケット代みたいなものだと思えばいい)は2000円から3000円が相場。
システムもそんなに難しくない。普通のライブハウスで「チケット代+1ドリンク」かかるのと大体同じで、ジャズバーも「ミュージックチャージ+1ドリンク」というところが多い。
演奏時間は1時間×2回というところが多い。1部、2部に分かれているが、入れ替え無し、通しで聴ける店が大半だ。
3,000円から4,000円持っていけば音楽とお酒にたっぷり浸れるという寸法である。

都内のおすすめジャズバー

高円寺 JIROKICHI

40年以上の歴史を誇る老舗ジャズバーが高円寺JIROKICHIだ。数々のミュージシャンを育ててきたJIROKICHIは今なお多くのミュージシャンに支持されている名門。
いつ行っても安定感のある、熱いライブが繰り広げられている。
ミュージックチャージは大体2000円から3000円。サブカルの街、高円寺のドープな魅力がたっぷり詰まっている。
ハコが狭いのも魅力だ。普通なら200人以上がゆったり座れるようなハコで演奏する大物が、すぐ手の届くところでサックスを吹き鳴らしているのだ。音楽に身を溶かされるような感覚を存分に味わえる。

阿佐ヶ谷MANHATTAN

負けず劣らず名門のジャズバーがこちらの「MANHATTAN」だ。中央線で高円寺から一駅の阿佐ヶ谷でジャズを鳴らし続けてきた。
セッション(即興でアーティストたちが合奏すること)も多く、臨場感たっぷり、まさに「音楽が生成する瞬間」を味わえるジャズバーである。毎週土曜の深夜一時からスタートするジャムセッションでは、半端ない猛者たちが白熱セッションを繰り広げているという。(残念ながら行ったことがない。最近徹夜が厳しい体になってしまったのが残念である。)

荻窪ROOSTER

荻窪に根を張ること20年弱、ここ「荻窪ルースター」は敷居の低さと演奏レベルの高さが魅力。
正直に言おう、これまで紹介したジロキチやマンハッタンはなんとなく薄暗い、歴史を感じさせるディープな雰囲気が敷居を高くしている。

ルースターの場合はそんなプレッシャーを感じることはない。「音楽食堂」と銘打っているのも気さくでよい。権威にとらわれぬ自由闊達な音楽はこうした空間から生まれるのかな、とも思う。
ミュージックチャージは同じく3000円前後。フードやドリンクが安いのもポイントだ。

吉祥寺サムタイム

「住みたい街」ランキングでも常に上位に位置している吉祥寺はジャズの街としても有名だ。
そんなジャズの街吉祥寺を作り上げたのがこの「吉祥寺サムタイム」。
ここの面白いところは休日の昼間もライブをやっている点(しかもチャージが千円!)。
休日、吉祥寺に買いものに行きがてら、いつものスタバの代わりにふらっと立ち寄ってみてはいかがだろうか?

夜のライブのチャージも二千円を切ることが多く、そのレベルは折り紙つきとあってはいかない理由が見つからないほど。

吉祥寺ストリング

ジャズの街吉祥寺からもう一軒ご紹介したいのがこちらの「吉祥寺ストリングス」。
若手を中心に、ジャズだけではなくブラジル音楽やR&B、ポップスまで幅広いサウンドが楽しめる。
ピザがおいしいことでも有名。

御茶ノ水NARU

楽器屋のメッカとして知られる御茶ノ水にある老舗のジャズバー。
都内でもかなり有名なところで著名なアーティストがいつも出演している。
チャージは2500~3500円くらい。また、ここは食事がおいしいことでも有名で、特にカレーやパスタには定評がある。

南青山BODY&SOUL

南青山、ブルーノートの近くにBODY&SOULというジャズバーがある。ここは日本のジャズバー、ジャズライブハウスの草分け的な老舗。もう何十年も前、ブルーノートもビルボードも東京になかった時代、海外の大物たちは皆ここで演奏していたのだという。

たぶん東京では「新宿ピットイン」と並ぶ由緒正しいジャズ処だろう。私自身は一回も目にしたことがないのだが、近所のブルーノートで演奏した大物たちが「暴れたりない!」とばかりにこちらでセッションを繰り広げることがあるという。

新宿ピットイン

満を持して遂に新宿ピットインの紹介である。
現存する日本最古のジャズバーなんじゃなかろうか? 日本のジャズシーンを支え続けてきた超名門ジャズバー(ジャズクラブ)。なんとかのエルヴィン・ジョーンズもここを拠点にしていたというからおどろきである。

もちろん今も出演するのは大物ばかり。正統派なジャズだけではなく大友良英やジムオルークのような実験的なアーティストの出演も多い。

まずは「吉祥寺サムタイム」から試してみてはいかがだろうか。

なんといっても休日の昼公演千円は超お得。
吉祥寺でゆったりとすごす休日にジャズを取り入れてみてはいかがだろうか?
一回行ってみれば、スリリングな演奏の熱気に存分に浸れるはずだ。

生の演奏が気に入ったら他のジャズバーにも行ってみてほしい。
今回紹介したところ以外にもいいジャズバーはやまほどある。

もちろん都内だけではない。全国の主要都市にジャズバーがあって、その土地の猛者がセッションを繰り広げている。(特に横浜や神戸は有名)


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編集部 三宅隆平

脳髄を置いてきぼりにして走る

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