カテゴリ: ワイン

「ボディ」とはいったいなんなのか??

赤ワインの最も大きな指標である「ボディ」。
ラベルの裏には大体こんな感じで表記されていて、そのワインのボディがわかるようになっている。

一般的に、フルボディのワインはコクがあって重口で豊満な印象で、ライトボディのワインになると軽口でさわやかな印象であるとされている。

ワインと料理の相性についても、フルボディのワインには重たい料理が、ライトボディのワインには軽めの料理が合うということになっている。

が、実際に飲んでみる側として、そんな説明では結局フルボディがなんなのか、ライトボディがなんなのかちっとも想像つかないのではないか、とも思う。重いとか軽いとか言われても何が何やらという感じではないか。

そこで今回はワインの「ボディ」の重い軽いを決定づける3つの要素について考察したい。赤ワインの味わいの違いを理解する一助になれば幸いである。

「ボディ」を決める3つの要素

タンニンの量

タンニンとは赤ワインを特徴づけている「渋み」のこと。
赤ワインに独特の、あの渋みがタンニンである。
タンニンは葡萄の皮や種に多く含まれていて、かの有名な「ポリフェノール」の別名でもある。(タンニンにもいろいろな種類があるが、ワインに含まれるタンニンはポリフェノール)

基本的にはタンニンが多く含まれている渋みの強いものがフルボディ、タンニンが少なく、渋みの弱いものがライトボディである。

アルコール度数

ワインのアルコール度数は大体11%~15%。アルコール度数は、ワインを口に含んだときの印象を大きく左右する。ほんの0.5%上がるだけでだいぶ感覚が変わってくるだろう。
アルコール度数の高いものの方がフルボディで重たく感じられる。

その理由は

1.アルコール度数が高くなることで、より舌が焼けるような、喉が熱くなるような感覚が強まるから
2.アルコール度数が高くなることで、より粘性が高くなるから

という二つに大別できる。

もちろんアルコール度数が高くても、それがワインのほかの要素と調和していなければ意味がない。

特に安い価格帯の「フルボディ」や「ミディアムボディ」と称するワインの中には、アルコール度数の高さの割に香りやタンニンが貧相で、「ウォッカでも加えたのか?」と叫びだしたくなるようなアルコール臭の強い代物もある。

香り

赤ワインを構成する香りには様々な種類のものがある。

プルーン、イチゴ、カシス、ブルーベリーやバラのようなわかりやすい香りから、濡れた子犬、タイヤ、腐葉土や牛小屋など、およそ飲食物にはふさわしくないような表現をされる香りまで、それこそワインの数だけあるといってもよい。

大層乱暴ではあるが、ざっくりと言い切ってしまおう。
ボディが重ければ重いほど、フルーツっぽくない香りが強く出てくる。
それは腐葉土のにおいであったり、樹皮のようなものであったり、キノコのようなものであったりする。

そしてフルボディのワインというのは、特に良質なものは、そうした非フルーツ系の匂いに負けないくらい、フルーツ系の匂いもパワフルに香るものである。

だからといってライトボディのワインがよわよわしいわけではない。
どうも近年フルボディのワインが高級であるというイメージがついてしまったようだが、ライトボディのワインの中には優美で繊細で気品のある、ロココ様式のような素晴らしいワインが多くある。

最後に

ワインのボディ感を決定する三つの要素について考察した。
まとめると

・タンニンの渋み
・アルコール度数
・非フルーツ系の香り

これらが強まればフルボディであり、逆にこれらの要素が少ないものがライトボディだ、ということになる。

とはいえ、このようなボディの重さ軽さは、飲む人によって大きく変わってくる主観的なものである。
ある人にとってはフルボディに感じられたワインが、別のある人にとってはライトボディでありうるのだ。

また、安い価格帯のワイン(1000円台位までのワイン)しか飲んだことのない人が、初めて長熟で高級なワインを飲んだ時、「とんでもなく重たいワインだな」と感じることがある。(私自身もそうだった)
安いワインに比べて高級なそれは、遥かに繊細で複雑で奥行きがあって立体的だから、その味や香りの全てを把握しきれないのだろう。

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