カテゴリ: カクテル・その他
CCライセンス 表示 Photo by muffinn

神のお酒

ウーゾというお酒をご存じだろうか。ギリシャ国内で最も飲まれている、ギリシャの国民的なお酒である。
耳にすることは少ないかもしれないが、意外といろんなバーが置いているお酒である。

私がウーゾを知ったのは、バーでオススメを聞いたときに「神のお酒、飲みます?」と勧められたのがきっかけだ。

興味本位で頼んでみると、バーテンダーが目の前で透明なお酒に水を足し、白濁色に変えた。
「神のお酒だから、水を注ぐと色が変わるんです」と言いながら。

その時は少し感心したものの、神のお酒と呼ばれるのは色が変わるからではない。
ギリシャの聖なる山、アトス山の修道院で決まって出されるためだ。

ウーゾとは?

ウーゾは、ギリシャとキプロスで生産され、主にブドウやレーズンの蒸留酒(≒グレープブランデー)をベースとして、ハーブであるアニスの香りを付けた、薬草系リキュールである。
(参考「これは薬ですか……?」苦いけどなぜかクセになる薬草系リキュールまとめ
アルコール度数は40度前後と、ウイスキーやブランデーと同じくらい。

味は、アブサンやペルノーに近い、甘くて香りのクセが強いもの。
厳密には違うが、「パスティス(アブサンが禁止された際に作られた代用酒)系」とくくられることも多い。

アブサンにはまる人はウーゾにもはまると言われているため、冒頭にウーゾを勧めてくれたバーテンダーさんも、私がアブサンを飲んでいたからウーゾを勧めてくれたのだろう。

確かに、アブサンが抵抗なく飲める人はウーゾも楽しめるだろう。
しかもこの手のお酒は往々にして、「まあ飲める」から少しずつハマってしまうものなのだ。

写真にもあるように、ウーゾそのもの(瓶に入っているもの)は無色透明だが、水に触れるとアニス由来の油分が白濁する。なかなか楽しいのでぜひやってみてほしい。なお、アブサンやペルノーも同様の現象が起こる。

アブサンについては、こちらの記事もどうぞ。

オススメは水割りで。

飲み方のおすすめは、水割り。
私はあまりお酒を水割りで飲まないが、ウーゾは別。
水を入れると白濁することもあり、見た目的にも楽しめる。
ロックも良いが、冷やさなくても十分おいしくいただける。

本場ギリシャでは、夕暮れ時にゆっくりとストレートや水割りで飲むようだ。
ギリシャにはウーゾを出すカフェ(ウーゼリー)がたくさんあり、街中でたくさん飲まれているとのこと。
食前酒として飲むのが基本であるようだ。
度数と甘さを考えると、食前には飲めないなと思ってしまうけれど。

アブサンに近い、クセのあるお酒なので、慣れるまでは水割りがやっぱりおすすめかな、と思う。
好き嫌いがはっきり分かれるお酒だが、三回飲めばハマることだろう。

遠い異国、ギリシャの神に思いをはせながら、神秘的なお酒を飲んでみてはいかがだろうか。

なかなか目にすることはないだろうが、アマゾンなんかでは普通に売っている。
あるいはいつの日か、この「ウーゾ」がブームになって、新しいカクテルが生まれたりするのかな、と思ったりもする。

関連タグ

タグから記事を探す

 次の記事へ 
編集部 y.hatakeyama

お酒と音楽。

RANKING

最近人気の記事ランキング

RANKING

RECOMMEND POSTS

ACCETORY編集部おすすめの記事

THE BEST POSTS

過去に人気を集めた記事をピックアップ

THE BEST POSTS

NEW POSTS

最新の記事一覧

NEW POSTS

特集

ACCETORYおすすめの特集

特集一覧

TAGS

タグから記事をさがす

TAGS
TOP