ギリシャの国民酒、「神のお酒」ウーゾとその飲み方。

ギリシャで最も飲まれているお酒、ウーゾ(ouzo。ウゾとも呼ばれる)。その魅力に迫ります。

神のお酒

ウーゾというお酒をご存じだろうか。ギリシャ国内で最も飲まれている、ギリシャの国民的なお酒である。
耳にすることは少ないかもしれないが、意外といろんなバーが置いているお酒である。

私がウーゾを知ったのは、バーでオススメを聞いたときに「神のお酒、飲みます?」と勧められたのがきっかけだ。

興味本位で頼んでみると、バーテンダーが目の前で透明なお酒に水を足し、白濁色に変えた。
「神のお酒だから、水を注ぐと色が変わるんです」と言いながら。

その時は少し感心したものの、神のお酒と呼ばれるのは色が変わるからではない。
ギリシャの聖なる山、アトス山の修道院で決まって出されるためだ。

ウーゾとは?

 

ウーゾは、ギリシャとキプロスで生産され、主にブドウやレーズンの蒸留酒(≒グレープブランデー)をベースとして、ハーブであるアニスの香りを付けた、薬草系リキュールである。

「これは薬ですか……?」苦いけどなぜかクセになる薬草系リキュールまとめ

2016.12.19
アルコール度数は40度前後と、ウイスキーやブランデーと同じくらい。

味は、アブサンやペルノーに近い、甘くて香りのクセが強いもの。
厳密には違うが、「パスティス(アブサンが禁止された際に作られた代用酒)系」とくくられることも多い。

アブサンにはまる人はウーゾにもはまると言われているため、冒頭にウーゾを勧めてくれたバーテンダーさんも、私がアブサンを飲んでいたからウーゾを勧めてくれたのだろう。

確かに、アブサンが抵抗なく飲める人はウーゾも楽しめるだろう。
しかもこの手のお酒は往々にして、「まあ飲める」から少しずつハマってしまうものなのだ。

写真にもあるように、ウーゾそのもの(瓶に入っているもの)は無色透明だが、水に触れるとアニス由来の油分が白濁する。なかなか楽しいのでぜひやってみてほしい。なお、アブサンやペルノーも同様の現象が起こる。

 

オススメは水割りで。

飲み方のおすすめは、水割り。
私はあまりお酒を水割りで飲まないが、ウーゾは別。
水を入れると白濁することもあり、見た目的にも楽しめる。
ロックも良いが、冷やさなくても十分おいしくいただける。

本場ギリシャでは、夕暮れ時にゆっくりとストレートや水割りで飲むようだ。
ギリシャにはウーゾを出すカフェ(ウーゼリー)がたくさんあり、街中でたくさん飲まれているとのこと。
食前酒として飲むのが基本であるようだ。
度数と甘さを考えると、食前には飲めないなと思ってしまうけれど。

アブサンに近い、クセのあるお酒なので、慣れるまでは水割りがやっぱりおすすめかな、と思う。
好き嫌いがはっきり分かれるお酒だが、三回飲めばハマることだろう。

知っておきたい、食前酒と食後酒の選び方

2015.10.19

遠い異国、ギリシャの神に思いをはせながら、神秘的なお酒を飲んでみてはいかがだろうか。

なかなか目にすることはないだろうが、アマゾンなんかでは普通に売っている。
あるいはいつの日か、この「ウーゾ」がブームになって、新しいカクテルが生まれたりするのかな、と思ったりもする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です