グラッパ -イタリア版ブランデーの魅力とその飲み方、おすすめー

リストランテにピッツェリア、バール等で「グラッパ」を目にする機会がずいぶん増えたのではないだろうか? 今回はそんな「グラッパ」についてアクセトリーが解説したい。

グラッパとは?

グラッパとは、イタリアで食後酒としてよく飲まれているブドウの蒸留酒だ。
ブドウから作られる蒸留酒というと、ブランデーが真っ先に思い浮かぶ。
その点でグラッパはしばしばイタリア版ブランデーと呼ばれる。

確かにブドウの蒸留酒という点でブランデーとグラッパは同じかもしれないけれども、その製法や味わいはずいぶん違う。

ブランデーとグラッパの違い

ブランデーはワインを蒸留して作る蒸留酒であるのに対して、グラッパはワインを作ったあとのブドウの搾りかすを蒸留してつくるもの

またブランデーと違って樽熟成させないことが多いので、下の写真のように無色透明。

このように細長い瓶に詰められていることが多いのも特徴か。

また、味の方もブランデーとは全然違う。

樽熟成していないからか、よりストレートにブドウっぽくフルーティでありながら、アルコールのパンチが効いている。

またお値段のほうもブランデーに比べれば少しばかり安く(それでも10年もの程度のウイスキーくらいの値段はするけれども)その点でも非常に魅力的だ。

グラッパの嗜み方

食後にストレートで。

イタリア人、特に北部の人は、たっぷり食事を平らげたあとにグラッパをストレートで飲むことが多い。
気取らない、でもとってもおいしい料理の後には、やっぱりグラッパがふさわしいのかもしれない。

店によっては冷凍庫でキンキンに冷やしたグラッパが出てくるが、これはこれで美味しい。食後のもたれ気味な胃をきゅっと引き締めてくれる感じがするのだ。

エスプレッソとともに楽しむ

もちろん飲み方はストレートだけではない。

おなじくイタリア人の食後の楽しみとなっているエスプレッソと一緒にグラッパを嗜むレゼンティンという飲み方もある。

これはエスプレッソにたっぷり砂糖を入れて、くいっと一息に飲み、飲んだ後の器にグラッパを注いでこれまたくいっと飲むというもの。
私自身はまだ試したことがないのでわからないが、なるほど相性はよさそうである。
(エスプレッソの嗜み方についてはこちら

グラッパの最大の魅力は、なによりもそのてらいのなさだと思う。ブランデーやウイスキーのように気取ったりかっこつけたりする必要がないのが気楽でいい。
友人とたらふくご飯を食べた後に、一杯のグラッパを飲む、そんな素晴らしいひと時をあなたにも味わってほしい。

おすすめは何といっても「ノニーノ」!

その昔、グラッパは大変品質の悪い飲み物だった。貧しい農民や労働者がアルコール摂取のために飲むような代物であった。
それが今日のような高い品質で飲めるようになったのは「ノニーノ」という蒸留所のおかげ。

ノニーノ蒸留所のグラッパにもいくつか種類があるが、初めて飲むなら「モスカート(マスカット)」がおすすめ。
けっしてマスカットの味がするわけではないが、
一番フルーティでフローラル、グラッパの魅力がわかりやすい。
どこかで見かけたらぜひ飲んでみてほしい。

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