カテゴリ: ウイスキー

バーボンとは?

バーボンは、ウイスキーの一種だ。世界5大ウイスキーの一つ、アメリカンウイスキーの主流とも言えるもの。
「バーボンとウイスキーは別」と言い切る方は、ウイスキー=スコッチであり、バーボンはバーボンというお酒と捉えている。それも一つの考え方だと思うが、ここではウイスキーの一種として扱う。

バーボンは、アメリカのケンタッキー州を中心として生産されるウイスキーの名称で、
1. 原料にトウモロコシを51%以上使用(80%以下)
2.アルコール度数80度以下で蒸留
3.内側を焦がしたホワイトオークの新樽に62.5度以下で樽詰めする
4.水以外を加えずに、アルコール度数40度以上でボトリングする。
が定義とされる。
ケンタッキー州バーボンという地域で作られていたことから、ケンタッキー州のお酒と考えられることが多いが、アメリカ国内で基準を満たせばバーボンを名乗れる。
ストレートバーボンを名乗るには2年以上の熟成という条件がさらに必要となる。

なお、テネシーウイスキーは基本的にバーボンの条件を満たすので、バーボンの一種と言うことも多い。

アメリカの偉大な発明品

1964年のアメリカ連邦議会で、バーボンは“アメリカ生まれの唯一のスピリッツ”であり、 “アメリカの偉大な発明品”と宣言された。それほどアメリカ人はバーボンに誇りを持っている。というのも、アメリカは比較的新しい国・大陸であるため「伝統」に弱い。伝統コンプレックスを持っていると言っても過言ではない。
「伝統」という言葉が幅をきかせるお酒の分野で唯一、アメリカが世界に誇れるのがこのバーボンであり、それを大々的に宣言しているのだ。
バーボンはアメリカ開拓時代を支えたお酒でもある。西部劇なんかで、野郎どもが飲むのは決まってバーボンだ。だから、ハードボイルドという言葉と強く結び付く。
禁酒法で一度は製造できなくなる苦難の時代を経たこともイメージに影響しているだろう。

アメリカ産で、アメリカを支えてきたお酒、バーボン。
だからこそ、「アメリカの偉大な発明品」なのだ。

味のイメージ

バーボンは男らしい味がするお酒だ。荒削りなイメージがあるだろうか。基本的にはスコッチに比べて少し短めの熟成が多く、若くて尖ったイメージのウイスキーだ。
また、ホワイトオークの新樽の内側を焦がしたものに詰めるため、少し焦げたような香りも特徴だ。

シングルモルトが王道とみなされがちなスコッチに対して、バーボンはブレンデッドが基本だ。(そもそもコーンを51%以上使わないきゃいけない。)だから、荒々しさがありながら、バランスが取れたウイスキーになる。スコッチでいうラフロイグのような、独特の香りが強いものは少ない。

ちなみにスコッチとバーボン、同じウイスキーでも味は結構違う。バーボンは大好きだけどスコッチは全く飲めないなんて人もいるほど。極端な例だが、別物と思って飲むほうがいい。

クラフトバーボン

近年は、より手間がかかった高級なバーボン、いわゆる「クラフトバーボン」も徐々に人気を広げている。バーボンといえばスコッチに比べ安いイメージがあるが、これから高級化が進んでいくのかもしれない。
ジャパニーズに続き、バーボンもこれからますます面白いことになってきそうだ。

クラフトバーボンに関してはこちら(クラフトバーボンとは何か。 プレミアムなクラフトバーボンの魅力に迫る。)の記事に詳しいので、あわせてどうぞ。

バーボンの飲み方は?

バーボンは肩肘張ったお酒ではない。


このインタビューで、フレッド・ノウ(Fred Noe:ジムビームの蒸留製造者)が、"No set rules for enjoying a bourbon" つまり、バーボンにルールなんてないよ、と公言している。
コーラで割るもよし、水割りにするもよし。どんな飲み方でも楽しめるのがバーボンの魅力と言える。

その中であえて幾つかあげるなら、
ロックかミントジュレップが個人的なおすすめだ。
ロックは言わずもがな、氷を入れたグラスにバーボンを注ぐもので、少しずつ氷を溶かして飲んでいく。
度数が強いので、できればチェイサーがあったほうが良い。

ミントジュレップは、ミントを潰し、砂糖と水もしくはソーダを加えたもの。
おすすめはソーダ。ミントの爽やかさとウイスキーの香りが混ざって、夏飲むのに最高のカクテルである。以下の記事もあわせてどうぞ。

オススメの銘柄

Maker's Mark

Maker's Markは、小麦を使ったバーボンウイスキー。
2000円少々で買えるものの中では圧倒的に美味しいと思う、個人的に大好きなバーボン。
小麦特有のまろやかさがあって、蜂蜜に例えられるような甘さも感じられる。
バーボンらしいバーボンとは言えないかもしれないが、飲みやすいので、バーボンを始めるのにもちょうどいいかもしれない。

ワイルドターキー8年

こちらは言わずと知れたワイルドターキー。しばしば、バーボンらしいバーボンの代表格としてあげられるのがこのワイルドターキーだ。焦がした樽の香り、荒々しさ。どれもバーボンの特徴を如実に表している。
その中でも、長期熟成の8年は程よく角が取れて、飲みやすいものとなっている。

また、ワンランク上のオススメはこちら(普段とは違うバーボン飲むならこれってくらい珠玉の5本)。とくに、バーボンの荒々しさが苦手な人に一度試してもらいたいシリーズ。
バーボンは価格帯が上がるにつれて、角が取れて味が丸みを帯びていく。荒々しさが少し弱まっていくのだ。
実は初心者が飲みやすいのは少し高いものだったりするのも、バーボンの面白さの一つ。
バーボンらしいバーボンは低めの価格帯に多いから、結構上級者が安物を好んで飲んでいたりする。

スコッチが少し気取った感じがするのに対して、肩ひじ張らずフランクなのが、バーボンのいいところ。
自分なりの飲み方を見つけて、楽しんでみて欲しい。

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編集部 y.hatakeyama

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