ザ・グレンリベット サイファー ザ・グレンリベットからの挑戦状

ザ・グレンリベットの新商品、グレンリベットサイファーの2016年8月の発売に先駆けて、 仙台、東京、大阪の三か所で、応募者限定のテイスティングイベントが行われた。 今回ACCETORYでは、東京(6/8)での開催の様子をレポートする。

ザ・グレンリベットからの、二度目の挑戦状。

2016年、ザ・グレンリベット蒸留所は我々にまた新たな挑戦状を突きつけてきた。
その名も「ザ・グレンリベット サイファー」
2013年に発売された、ザ・グレンリベット アルファと同様に、そのボトルの正体は謎に包まれている。

一般的なシングルモルトに記載されているカスクや熟成年数、テイスティングノートは明かされず、分かっているのはブランドのみ。
ウイスキーを選ぶ際、自分が好きな香味かどうかをこれらの要素で判断している人も多かろう。
しかし、この「サイファー」に関してはブランドに対しての信用と、アルファという前例がある他には、すがるべき情報が無い。
積極的にブラインドテイスティングをしている方でなければ、この内容にはたじろぐだろう。

そんな我々に、グレンリベット蒸留所はこう提案するのである。
どんな香味があるのか印象に囚われずに飲んでもらいたい、と。
確かにシングルモルトを楽しむとなると、良くも悪くも、外部からの情報に囚われがちだ。
我々はもっと感覚的にモルトを楽しむべきなのかもしれない。

ブランド側の意向によって生み出された二度目の謎多きボトル、「サイファー」。
モルトファンとして我々は、この謎解きを辞退するわけにはいかないだろう。

ザ・グレンリベット サイファー ミステリアステイスティング

「ザ・グレンリベット ミステリアス・テイスティング」と銘打たれた「ザ・グレンリベット サイファー」の先行試飲会は、渋谷の「ザ レギャン・東京」にて行われた。
抽選で選ばれたザ・グレンリベットのファンやメディア関係者を含め、50名ほどが招待され、謎に包まれた新作のウイスキーをじっくりとテイスティングした。



グローバルブランドアンバサダーのIan Logan氏

ザ・グレンリベットのグローバルブランドアンバサダーのイアン氏が、本イベントのために来日。
軽妙なトークでザ・グレンリベットの魅力について余すことなく解説してくれたところで、いよいよ期待の新作、「サイファー」とのご対面。

イアン氏の合図で、カーテンで隠されていたフロアと共にボトルの姿を見ることができた。
高級感のある黒いボトルのため光が入ることは無く、中のウイスキーの色を確認することは出来なかった。

ラベルに香味のヒントとなる暗号が隠されているのだとか。

新ボトルのお披露目もそこそこに、
テイスティングの段に入り、目の前のテーブルに置かれている目隠しを着用することになる。
これぞ、当イベントの目玉「ミステリアステイスティング」である。
目隠しをしながら事前情報の無い新作のテイスティングをしていくのだ。
一つの感覚が遮断されると他の感覚が鋭敏になるとはよく言うが、
今回は視覚を遮断することで、嗅覚と味覚を研ぎ澄ませる。

目隠しをする編集部

目隠しの着用後に、「サイファー」は提供される。
紫がかった茶色のテイスティンググラスのため、
万が一、グラスを盗み見ても色を判別することは出来ない。
スタッフに誘導されるままにグラスを構えてテイスティングを行った。
目隠しの状態でペアリングフードも提供される。

ブラインドのままペアリングした、「ロックデュートサーモンとハーブのワッフル スモークゴーダチーズと共に」


黒毛和牛の八丁味噌串焼き &フレンチ風カツサンド


苺のマルキーズショコラ こちらはグレンリベット18年とともに。

私個人の主観的なテイスティングとしては以下の通りである。
他人の評価を見たくないという方は、申し訳ないがブラウザバックしてもらいたい。

香りはハチミツやレーズン、キャンディのような甘い香り。花のような香りもある。
口に含むとレーズン、バニラの香りが広がり、
グラスに残る香りに酸味のあるラズベリージャムがほのかにある。

味わいとしてはハチミツ、カルメ焼き、キャラメルのようにフルーツとはやや違うこってりとした甘さがあり、飲み込む手前のピリピリとしたアルコールの刺激が、シナモンやジンジャーさながらのスパイシ―さを演出している。
加水するとバニラとグレンリベットらしい洋ナシの香味がはっきりとしてくる。

非常に甘い出来に仕上がっているためソーテルヌカスクでのフィニッシュではないかと予想する。


テーブルごとに一台のiPadが支給され、ゲームに挑戦できる。

また、テーブルごとに分かれて、ザ・グレンリベットの公式ホームページからテイスティングゲームに挑戦した。
このテイスティングゲームは、味、香りの両者をそれぞれ14の香味表現から6つ選ぶというもの。
その香味の強弱も決めなければならないため、容易に正解にはたどり着けない。
実際、会場内の最高得点も67点がトップスコアだった。(これが世界で開催されたイベントの中で最もトップのスコアなのだとか)

サイファーが発売された暁には、ぜひともこのゲームを通して、自分のスコアを確認してみよう。下記のリンクから公式ページに飛ぶことが出来る。

The Glenlivet

広がるオフィシャルからの選択肢。サイファーは、挑戦であり提案。

ザ・グレンリベットは世界的に大きなシェアを持つシングルモルトでありながら、その地位に甘んじることなく、様々な挑戦を続けている。
世界的なウイスキーブームの渦中で、大きな蒸留所が率先して業界を盛り上げてくれるのは、一消費者として、非常に嬉しく思う。
ザ・グレンリベットに限らず、ボトラーズブランド以外にも、シングルモルトで力をつけてきた蒸留所たちがクリエイティブなオフィシャルボトルを提案してくれる昨今の流れに乗って、これからも興味深いオフィシャルが登場してくれることを願うばかりだ。

中でも、この「サイファー」のようにボトルのデータを隠してしまうようなものは珍しい。
さながら世界中で行われるブラインドテイスティングとも言えるシングルモルト、
「ザ・グレンリベット サイファー」の発売は2016年8月8日(月)。
全国の選りすぐりのバーで入荷される予定となっている。
バーで見かけた際は、是非目隠しをして、テイスティングに挑戦してみては如何だろう。
日本での発売は1824本程度のため、気になる方は常にアンテナを張っておこう。
※日本での限定発売本数は、ザ・グレンリベットの創業年、1824年にちなんだ本数になっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です