カテゴリ: ビール

最初にまず、ケルシュビールの定義を見て欲しい。


上面発酵の酵母を使用しながら、下面発酵並み(10℃以下)の低温で熟成させるケルシュ(独:Kölsch)は、 ドイツのケルン地方で醸造されている伝統的なビールのスタイル。
大麦麦芽と小麦麦芽から作られ、ビール純粋令では小麦麦芽の比率は50%未満とされている。


つまり、日本を含めた諸外国のケルシュは、ケルシュ風のビールであり本来のケルシュではない。
言ってしまえばシャンパンをチリや山梨のワイナリーで作っているようなものだ。

一応、それらのケルシュ風のビールを擁護するならば、
世界的に有名なケルシュビールというスタイルに沿って作ったのだから、そう名乗ったほうが飲み手も作り手も分かりやすいだろう。


何はともあれドイツ以外のケルシュビールも美味しいので、ケルン地方のビールであることは記憶の奥底にとどめていればいいだろう。
きちんと定義してあるにも関わらず、実際のビールの境界線は曖昧なんてことは、ビール界においては日常茶飯事。そこら辺の曖昧さを気にしていたらおちおち世界のビールなんて飲めない。

ケルシュの味わいは上面発酵でありながら、ピルスナーと同じような飲みやすさがある。
エールのフルーティさとラガーのキレが両立した、日本人にとって相性のいいエールだと言えよう。
その影響からか、日本でもケルシュ風のビールを作っているブルワリーが少なくない。
実際にケルシュの銘柄を見ていこう。

ケルシュの銘柄

ガッフェル ケルシュ

アルコール度数は4.8%。330mlで400円。
本場のケルシュはなかなか手に入りにくいが、その中でも日本に輸入されている数少ない銘柄。
欲をかけば樽生を飲んだほうが美味しいが、ビンでもなかなか味わえる。
炭酸は控えめだが、キレとさわやかな味わいが絶妙。
その飲み口の軽さから、本場の飲食店では飲まないと意思表示を示さないと、ワンコそばのようにとめどなく配られる。

田沢湖ビール ケルシュ

アルコール度数は5%。330mlで510円。
口の中で広がるフルーティなテイストとコク、けれど喉越しは柔らかく後味にくどさを残さないケルシュの中のケルシュ。
決して安くはないけれど、ずっと飲んでいたいと思わせるような、後引くビールだ。

江ノ島ビール ケルシュ

アルコール度数は5.5%。330mlで570円。
日本のブルワリー 鎌倉ビールの銘柄の一つであるケルシュ。
ホップがしっかりと効いていて、さわやかな後味。
薄味な日本料理と合いそうなケルシュ。
パッケージのウミガメも可愛い。

日本人に馴染むエール

日本の大手ビールが好きなのであれば、炭酸は弱めだがそんなに抵抗なく飲めてしまうのがケルシュである。

問題はラガーのようにキンキンに冷やして飲むか、エールらしく少しぬるめで飲むか、ということである。
推奨されている温度はおよそ10℃。これが暖かいか冷たいかは個人差があるだろう。
わざわざ測って飲む必要はないが、自分が丁度いいと思える塩梅の温度を探ってみるのもきっと楽しい。

関連タグ

タグから記事を探す

関連する記事

こんな記事も読まれています

 次の記事へ 

RANKING

最近人気の記事ランキング

RANKING

RECOMMEND POSTS

ACCETORY編集部おすすめの記事

THE BEST POSTS

過去に人気を集めた記事をピックアップ

THE BEST POSTS

NEW POSTS

最新の記事一覧

NEW POSTS

特集

ACCETORYおすすめの特集

特集一覧

TAGS

タグから記事をさがす

TAGS
TOP